門川町議会 > 2016-09-07 >
09月07日-02号

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  1. 門川町議会 2016-09-07
    09月07日-02号


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    平成 28年 第3回定例会( 9月)──────────────────────────────────────平成28年 第3回(定例)門 川 町 議 会 会 議 録(第2日)                        平成28年9月7日(水曜日)──────────────────────────────────────議事日程(第2号)                    平成28年9月7日 午前10時00分開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────出席議員(14名)1番 米良  格君       2番 岩佐 祐一君3番 森川 春夫君       4番 菊地 稿治君5番 請関 義人君       6番 安藤 福松君7番 黒木  裕君       8番 水永 正継君9番 小林 芳彦君       10番 内山田善信君11番 神﨑千香子君       12番 米良 昭平君13番 森  誠一君       14番 安田 茂明君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名議会事務局長 橋口  聡君     議会事務局書記 大澤 陽一君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長          安田  修君  副町長         金丸 隆康君教育長         新原とも子君  会計管理者兼会計課長  黒木 高一君総務課長選挙管理委員会書記長  木代 佳美君  まちづくり推進課長   岩田 一男君財政課長        請関 史朗君  税務課長        黒木 和浩君町民課長        川邊 一孔君  福祉課長        吉本 政文君教育総務課長      小野 俊洋君  社会教育課長      和田  尚君農林水産課長      安田 正光君  建設課長        久米 佳郎君環境水道課長      波岡慎太郎君  代表監査委員      黒木 元吉君──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎議会事務局長(橋口聡君) 御起立願います。一同、礼。 ○議長(安田茂明君)  ただいまから本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(安田茂明君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、8番、水永正継君、9番、小林芳彦君を指名します。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(安田茂明君)  日程第2、一般質問を行います。 一般質問は通告順に行います。 傍聴人に申し上げます。傍聴人は、議事について可否を表明し、または騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛にお願いします。 7番、黒木裕君の登壇を求めます。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。おはようございます。今回のトップということもあり、張り切っていきたいと思います。 早速ですが、通告に従いまして質問をいたします。 まず、壇上から職員の不祥事について質問いたします。 過去を振り返りみますと、平成17年に公金横領という不祥事が発生したと記憶しております。その不祥事に端を発して、「公金等の管理に関する改善策について」という表題の通知が、平成18年2月の町広報に掲載されました。その文書を読み、今後一切このような不祥事が起こらないと安心していたのですが、このたび再度起こってしまいました。10年前の改善策からは、並々ならぬ決意が伝わってきましたので、もはやこのような不祥事が発生するとは思いもよらないことでありました。 というのは、この改善策が徹底されていなかった、現在も徹底されていないのではないかと疑りたくなるのであります。実際、このときの反省が生かされていれば、不祥事など発生していないのではないかと考えます。 今回の不祥事について、町長はどのようにお考えでしょうか。今後、どのように対応していくのかも含めてお聞きしたいと思います。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。おはようございます。きょうから一般質問でございます。よろしくお願いをいたします。 それでは、答弁をさせていただきます。 職員の不祥事についてでございますが、まずもって本町職員が起こした不祥事に関しまして、議員各位を初め、町民の皆様に大変な御迷惑をおかけいたしましたことに衷心よりおわびを申し上げます。 議員の御指摘のとおり、約10年前に起こりました職員による公金の横領という不祥事により失われた皆様の信頼回復を図ってきた最中、再び公金横領の疑いにより町職員が逮捕、起訴させるという不祥事が発生したことは、まことに慚愧の任に堪えません。 議員の御指摘のとおり、10年前の不祥事の後、職員の不正行為を防止すべくチェック体制の強化や納付書の見直しなど、ソフトとハードの両面からの整備を図ってきたところでございます。当時、町長名で職員充てに公金等収納管理に関する改善策についての通知をしております。課題8項目にわたる20の改善策について通知をしており、具体的には、①納付書のチェック体制の強化と改善、②収納消し込みと月締めの管理強化③郵便局振替の管理改善、④財務会計システムの改善、⑤調停等のあり方の確認強化、⑥分任出納印管理強化⑦訪問徴収等の改善、⑧その他チェック体制等の強化、以上の課題に対しての改善策を図ってまいりました。 今回の事件に関しまして、現在、被害額や不正の手口等、事件の全容解明のために警察の捜査に全面的に協力するとともに、内部調査を進めているところであります。 今後、捜査や調査で得られたさまざまな情報をもとに、新たな対策が求められてくると認識しております。全容がまだ解明されておりませんが、今考えられる公金についての再発防止策としましては、次のことが考えられます。①訪問徴収する場合は、必ず複数体制で徴収しておりますが、銀行への納付も複数体制で行うこと、②役場で納付される場合は、納税者本人に役場内の銀行で直接納付していただくこと、③分任出納印の管理は、徴税吏員が管理・保管していますが、厳重な管理が必要であるため、公金を取り扱う関係課と協議し、対策を図る、④収納管理システムの見直し、以上が再発防止策としての案でございます。 不本意ながら職員が業務や制度に精通すればするほどに、その法やチェック体制のすき間をついてくる不正行為者があらわれるなど、相反する状況に陥ってしまうことが想定されます。そのために、日々定期的に絶えることなくチェック体制の見直しに努めるなど、ソフトとハードの整備を図っていくことが肝心であるものと思います。 重ねて、だからこそ組織のトップである私、町長、各所属長、各職員、公職にある者は、高い使命感、責任感、そして人としての倫理観を育んでいけるような組織風土の醸成が不可欠であると考えています。議員各位を初め、町民の皆様に大変な御迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げるとともに、今後これまで以上に職責の全うに励むことで町民の皆様の信頼回復に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。10年前の改善策について、詳しくお聞きしましたので、ほぼわかりますけども。私は古いことわざに「罪を憎んで人を憎まず」とあります。この罪について、この罪の部分を検証したいと思い、質問をこのたびいたしました。 この8項目の20にわたる改善策ですけれども、職員に対して、その周知徹底はどのように図ったのか、またこの改善策が実行されていたら、このようなことは起こらなかったと思いますけども、そういったことに関して、町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。職員関係のやつは、私が今回に関しては窓口となってやっておりますので、私のほうでお答えしたいと思います。 公金等の収納管理、先ほど言われました、議員さんが言われました、前回の出した分についてのチェック項目とかいろんなことをやっております。これについては、この決めたときで進めております。事務的なこと等につきましても、そのように進めているところです。今回につきましては、この決めたこと以上のところで不正が行われたということもありますので、それについては、また全容解明の後、そのあたりについては詳しくまたチェックをして、チェック体制等、また決めたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。まず課題の1に、「納付書のチェック体制の強化と改善」とありまして、複写式の三連納付書、複写でない二連納付書、こういった改善策がされているんですけども、全部実行されたのでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。今回、これは実際の納付書で納めた後の、またいろんなその後のことを想定しております。今回につきましては、この三連があっても、そのうちいわゆる領収印といいますか、出納・分任出納印ですけども、それを領収がわりに押して、本人に渡して、あとについてはお金とその書類自体も手元に自分で持ってるということで、まずその財務会計自体に、まだ予算的に入る前の事柄であります。ですので、これ自体でやってるところについては、もう前々からやっているということで、これ以後に関しての不正等については、通常起こらないというふうには想定してます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。しかし、この改善策を実行していたなら起こらなかったとも考えられるんですけども、何かこの改善策に不備な点があったのかなと思いますが、課長はどのような不備があったか、お考えはないですかね。
    ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。前回の改善策での不備ということではないんですけれども、今回、先ほど町長の答弁にもありましたように、例えば夜間徴収に行っても2人で行くと、で、戻ってくると当然お金持ってますので、ただそれを2人で行って、最終的にそれを銀行に納めたりとか、夜間金庫に納めたりするのを一人でやることもあるんですが、今回はそれもやっぱり複数でやるべきじゃないかというような、そういうことで、先ほど町長が言いました改善策としてはこういうものが想定されるということで考えてます。 ただ、まだ全容が、まだわかっておりませんので、関係するそういう徴収関係の課はたくさんありますけれども、その中で各課協議はまだしてないというところでございます。 ただ、今回起こりました税務課については、もう先にといいますか、こういうふうなことでやろうということでは、現実的にやっている部分もあると思っております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。町長の答弁に、チェック体制のすきをついてくる不正行為者があらわれるという文言がありますけども、まさにそのとおりだと思われます。もう10年たっておりまして、その改善策ですね、そういったすきをつくらないようにするというような見直しは、一年一年ごとやっていなかったんでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。いわゆるハード、ソフト面とあるかと思いますが、職員の研修等で、もちろん、その不正とかこういう公金等についての研修したりとか、特に税務課職員につきましては、全体的な長期の研修等もありますけれども、そういうところにも行ってもらって、いわゆる指導、教育という面では進めてはまいりました。ただシステム関係チェック機能というか、これで前回のときでもこれが最善の策かなということを決めておりますので、それに対しての改善点の見直しですかね──というところまでは至っておりませんでした。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。このようなことが新聞報道、テレビなどで、町民は何か起こったんだなということはわかっているでしょうけども、全容はわかっていないと思われます。町民に対して、どの機会に知らしめるのでしょうか。いわゆる情報公開、説明責任であります。それと伝える手段とかを決めておりましたらお聞きしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長全員協議会とか提案でも申し上げましたが、今度第1回目の公判が9月13日ということであります。実際的に、まだ拘留されておりますので、私どももまだ面会はしておりませんので、本人からの言葉というのは聞いておりません。この第1回目の公判で罪状認否もあるかと思いますので、そのあたりを聞いて、それで懲戒処分等もやっていきたいと思っております。 もちろん懲戒処分通しますと公表するようにしておりますので、もちろんプレスリリースもありますけども、町民に対してもそのあたりは報告することができるんではないかと思っております。 ただ、今回のこういうことをやって、町として大変申しわけなかったということに関しましては、町長、副町長あたりが、逮捕されて1か月あたりの間は、各種の会合とかあったときに、そういうところに出席したときには、必ずおわびの言葉ということを先に入れて、ある程度周知は図っているところでございます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。町民の方が、やっぱりどういったことが起こっているかとその一端でも知りたいんじゃないかと思いますので、広報紙を月発行していますので、そのあたりで早急にしたほうがいいんじゃないかと私は思うんですけども、そういったところをどう思われますでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。言われるとおり、広報するということになってくると、うちの場合は広報紙しかありませんので、そういうところで検討していくことになるかと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。今町長も言われましたように、チェック体制などのすきを突いてくる不正行為者があらわれると、そういうことがないように、いろいろ改善策を再発防止策としまして、答弁にありましたが、そういったすきをつくらないようなチェック体制、また改善策、そういったものをつくっていただきたいと思います。 次に移りたいと思います。スポーツ施設の充実についてであります。 2巡目宮崎国体が決まり、スポーツランド宮崎のイメージがなおさら濃くなってきております。また、リオオリンピックが終わり、パラリンピックが間もなく開会されます。そして、4年後には東京オリンピックパラリンピックの開催も決まっております。 そこで、町内スポーツ施設の充実を図りまして、そのさまざまな大会の練習場誘致、またそのほかの大会誘致を考えてはどうでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。町内スポーツ施設の充実と、国体やオリンピックパラリンピックなどの大会練習場大会そのものの誘致を考えてはどうかという御質問でありますが、本町では、スポーツを築く文化的で明るく豊かな生活、「光る汗、鍛える心、築こう郷土」をスローガンに生涯スポーツの推進を図っています。健康で生きがいを持ち、社会参画をしていくためには、運動による健康づくりを初め、さまざまなスポーツに親しむことが必要と考えます。 そのために健康、体力づくりを念頭に、スポーツ推進委員を活用し、1130運動の推進や健康教室、体力テストなどを行い、また昨年度より子供会全体で子供会主体で地域と一体となってラジオ体操も行っております。 また、競技スポーツの実態としては、小学生から一般まで非常に盛んにスポーツに取り組んでおり、最近では門川ホワイトバッファローズスポーツ少年団が2年前に全国大会で準優勝し、門川中学校軟式野球部が昨年の全国大会で春・夏連覇をしました。 また、門川高校ホッケー部が、ことしの高校総体の県大会で男女アベック優勝を果たし、2年前の長崎国体では、田中病院軟式野球部成年男子ソフトボールが優勝するなど、本町のスポーツ競技力は大きく向上していると感じています。 さて、社会教育に係る施設の利用状況についてですが、平成27年度の海浜総合公園の利用者は、およそ12万3,000人、勤労者体育センターの利用者は、およそ3万6,000人となっており、7月に行われる東九州ソフトボール選手権大会九州地区サッカー大会、3月に行われる門川健康ロードレース大会があり、県内外からも多くのチームや選手が利用をいたしております。 議員の御質問にありますように、国体やオリンピックパラリンピックなどの国内の全国規模大会国際大会の開催、また練習場としての誘致ができた場合、本町のスポーツの実態から考えると、多くの競技者にとって刺激になるとともに、競技力の向上が期待できます。 しかしながら、全国大会国際大会などの誘致については、それぞれの競技団体の公認施設でなければならないものや、会場数など条件をクリアするために大規模な改修をしなければならないことも考えられ、費用や時間の観点から、補助事業の活用も含め、計画的に進めていく必要があります。 今後、長期財政計画への反映と協議、公園長寿命化計画との整合性などを含め、総合的な視点で検討してまいります。御理解を賜りたいと考えます。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。ことしの国体開催地は岩手県であります。先日、新聞を読んでいますと、その出場権を賭けた九州ブロック大会が去る7月16日から8月28日まで、県内の8市町村で28競技を行ったそうです。近隣市町村では延岡市がなぎなた、バレーボール、日向市がソフトボール、高千穂町が剣道、バレーボールということであります。 そこでお聞きします。そういう大会の存在を御存じでしたか。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。私も日向のお倉ヶ浜には、成年の部、少年の部に宮崎県が参加していました。成年の部では、旭化成を中心に、尾末漁協の黒木大輔君も出場していました。少年の部には、日向工業男子ソフトボールを中心にチームが編成され、試合をいたしました。成年の部は1回戦は沖縄に勝ったんでありますが、明くる日の次の日の2回戦で福岡に2対0で惜しくも負けまして、本大会出場は落選をしました。少年の部も1回戦で福岡と対戦をし、惜しくも1回戦で敗退をし、本大会出場はなりませんでした。 地元でありましたし、私も応援に行って声援をしてきたんでありますが、本当に残念でありました。地元からもたくさんの保護者の方々、チームメイトの方々、選手の皆さんが応援に来ていたところであります。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。今ソフトボールの話が出ましたけども、以前は一般男子ソフトボール大会県予選大会が、この門川町の海浜公園で行われていたんですね。現在は、ほかの町村に行ってしまいました。 私がなぜこのような問題を提起するのかと申しますと、今以上の町の活性化、それを望んでいるからであります。昨年は、本当、町長が言われましたように、門中野球部が春・夏連覇して話題を提供し、町全体が盛り上がり、また明るくなったですよね。だから、このスポーツでの町おこしも一つの方法だと考えて、この質問をしたんですけども、そのスポーツをするためには場所が要ると、また施設が要ると。施設にしても、だんだん老朽化しております。ですので、こういった施設の見直しとかそういったことの質問をしたのでありますが、そういった施設の調査ですね、そういったものの町内スポーツ施設の調査は行っているのでしょうか。また、定期的に行われているのでしょうか、お聞きしたいと思います。その調査を行って、問題箇所とかそういったものが把握できて、公開できるものなら、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  社会教育課長。 ◎社会教育課長(和田尚君) 社会教育課長です。ただいまの御質問は、町内の体育施設の施設の見直し、それから調査が定期的に行われているのかという御質問だったと存じます。平成25年度だったと思いますが、公園長寿命化計画というものが調査、策定されておりまして、特に、海浜公園の施設について、詳細な調査が行われております。 少しお時間をください。失礼いたしました。他の施設も含めてということになりますけれども、海浜公園ではプール、それから野球場、テニスコートその他、たくさんの施設がございますけれども、特にスポーツの施設として野球場で2,000万円余りの予算が必要ということ、それからテニスコートについては、4,000万円余りの費用が必要ということで試算をされております。 御存じのとおり、テニスコートに関しましては、6月議会で補正予算のお認めをいただきまして、スポーツ振興くじtotoを使った改修ということで、早速にも取りかかっているところでございます。 そのような調査を踏まえて、維持補修に努めているわけでございますけれども、長期財政計画の中でその費用を計上し、必要な補助等を財源確保に努めながら、今後も引き続き維持に努めていく所存でございます。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。例えば、野球場を取り上げてみますと、この前、新人戦がありまして、1試合ぐらいあったんでしょうかね。そういうふうに野球場を高校生が使用しているんですけども、そういった野球場を取り上げてみますと、スコアボードですね、スコアボードの改善がなされてないと。もう旧態依然なスコアボードです。そういった見直しとか修繕でありますとか、そういった個々のいろんな修繕箇所とか、そういったものの調査をお聞きしたかったんですけども、そういった調査は行われていないんでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  社会教育課長。 ◎社会教育課長(和田尚君) 社会教育課長です。もちろん先ほど申し上げました長寿命化計画の中では、詳細な調査がなされておりますので、議員の御指摘いただいている事項についても調査はなされているものと思います。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。町長の答弁にもありましたように、大規模な改修とかする場合には、費用や時間の観点からと、この費用の問題がまた出てきます。何にしても財源が問題となってくるのであります。それだからこそ、私は、昨年一般質問ふるさと納税を取り上げて、取り組んでいったら収入がふえるんではないかと提案しましたが、町長は乗り気ではありませんでした。非常に残念であります。 考えますと、先ほど社会教育課長の答弁にもありましたように、いろんな対策が練られてくるのではありますけども、町民目線で見ますと、やっぱり何カ所か老朽化しているんですね、スポーツ施設が。やっぱり修繕しなければ危険な箇所もあるんではないかと思われます。早急に何らかの修繕を施していただきたいと思います。財源の問題が絡んできますと、この場では議論不可能でございますので、またの機会に質問するとして、この質問は終わります。 では、3つ目の質問に移りたいと思います。選挙の投票率アップについてであります。選挙権が18歳以上になり、初めての国政選挙が7月に執行されました。投票率が毎回問題になります。この参議院議員選挙の結果は、県全体では49.76%、本町は49.66%でありました。18歳、19歳はといいますと、県全体では33.61%、本町が25.96%という結果とのことであります。投票率アップを目指した町独自の対応策、もしくは今後の取り組みを含めて、町長の見解をお聞きしたいと思います。 また、選挙については、小学校、中学校においても現在取り組んでいるとは思いますが、今後、さらに大事な問題になってくると考えられます。選挙の啓発について、教育委員会の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。質問が2つの項目に分かれているようであります。最初の項目を私のほうで答弁をさせていただきたいと思います。 投票率の低下につきましては、全国的な傾向としてあり、国民の政治不信や若者の政治離れなどがその要因にあると言われております。門川町における投票率は、7月に執行されました参議院議員通常選挙では49.66%となっており、平成25年の同選挙と比較すると、2.29ポイントほど改善はしましたが、決して高いものとは言えません。近年の選挙結果を見ましても、国政選挙のみならず、町民の関心の高いと思われる地方選挙においても投票率が低迷しているのが現状であります。 選挙管理委員会では、今回の参議院議員通常選挙において、県選挙管理委員会作成の3種類の広報テープにより、期日前投票期間、投票日前日、投票日に、広報車による広報を行うとともに、各地区に対し、ポスターを配布し、公民館等へ掲示をお願いしております。選挙日当日の棄権防止の対策としましては、今回の選挙では初めての試みとして、防災行政無線を活用した町内一斉放送を午前10時及び午後3時の2回実施しております。 また、本町独自のチラシも作成し、町内全世帯へ配布するとともに、役場庁舎での懸垂幕の掲示、町広報紙並びに町ホームページの記事掲載を行っております。さらに、門川町明るい選挙推進協議会と連携し、町内スーパーにおいてチラシや啓発資材の配布を行う街頭啓発とともに、町内7事業所等を訪問し、チラシ、ポスター等の配布を行い、従業員への投票参加も呼びかけていただいております。今回は、選挙権年齢引き下げ後の初めての選挙であったことから、門川高校へも訪問し、投票参加の呼びかけも行っております。 また、宮崎県選挙管理委員会と連携した取り組みとしましては、小中高生による明るい選挙啓発ポスター・書道展、20歳前後による「わけもんの主張」など若い人が選挙に関心を持っていただける取り組みに積極的に参加しております。 さらに、門川中学校、西門川中学校、門川高校におきましては、生徒会選挙の際、立会演説会等を実施したり、本町から貸し出しいたしました本物の投票箱や記載台を使用して投票を行ったりと、従来から熱心に取り組んでいただいているところでございます。また、昨年12月には、門川高校の全校生徒、約480名を対象とした出前講座も実施しております。 宮崎県では、平成27年8月に、選挙権年齢の引き下げを受けて、県教育委員会と県選挙管理委員会、明るい選挙宮崎県推進協議会が相互に協力、連携して、主権者育成に取り組むための確認書を取り交わしており、主に高校生を対象とした主権者教育が行われております。 今後につきましては、これまで成人式に、新成人者に対して配布していました選挙啓発パンフレットを、高校3年生を対象とした配布に変更する必要もあると考えております。議会制民主主義で国民自身が望む社会をつくっていくためには、自分たちの意思を代表してくれる政治家が公正に選ばれる必要があります。投票率の低下によって民意を反映しない、偏りが生じるおそれもあり、若者の投票率向上はもちろんのこと、有権者全体の投票率を向上させる必要があると考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 教育長です。小中学校における選挙の啓発についての御質問でございますが、公職選挙法の改正により、70年ぶりに選挙権年齢が引き下げられ、これまで以上に主権者教育の充実が必要になってくると認識しております。 主権者教育を進めるに当たっては、子供たちの発達段階に応じて、「知識の習得」と「身近な課題に気づき、解決する力」の両方について指導をしております。投票率の低下を受け、特に身近な課題について、子供たちが主体的に考え、解決に向けて行動していく力を身につけさせることが一層重要になると考えております。 まず、「知識の習得」としては、小中学校の段階では、主に社会科において、政治等について学習することとなっております。具体的には、小学6年生では、政治が国民生活の安定と向上を図るために大切な働きをしていること、我が国の民主政治は日本国憲法の基本的な考え方に基づいていることなどを指導いたします。また、中学校では、地方公共団体の政治の仕組みと、自治意識を育てる指導をいたします。 社会科で政治や選挙についての知識を身につけさせますが、あわせて「身近な課題に気づき、解決する力」の育成として、小学6年生時に国語の「町の幸福論」という授業で、町の未来について考える学習を行っております。さらに中学校では、教科の学習のほかに、生徒会選挙の際、立会演説会を開催し、活発な議論を行ったり、町選挙管理委員会より借用した投票箱や記載台で投票を行う取り組みなどもしております。また、社会福祉協議会と連携した福祉体験学習を通して、町や地域の課題に触れ、それにかかわる学習なども行っております。 ところで、子供たちにとっては、学校だけではなく、家庭や地域においても身近な課題に気づかせることが大切であると考えております。このような状況にあって、現在、町PTA協議会が子供と地域のつながりを大切にするために、「子どもの成長を支え育む"かどがわ4か条"」を作成し、町の行事に進んで参加させる取り組みが進んでおります。この活動の柱として、大人も子供も夏休みのラジオ体操や防災訓練への参加を呼びかけているところです。 今後、主権者教育を進めるに当たっては、学校における社会科等の学習に加え、関係団体等と連携しながら、子供たちが地域社会とのかかわりの中で、自分も地域の一員として身近な課題に気づき、解決に向けて行動していけるような取り組みを推進してまいりたいと考えております。御理解を賜りたいと存じます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。選挙権が、18、19と引き下げられました。失礼しました。選挙権が18、19の未成年に引き下げられたんですが、そこだけに目が行くとちょっといけないのかなと。まず、我々大人が模範を示さなければならないのではないかと思います。 しかし、これらの層の政治への関心の薄さは、本当、毎回如実に投票率にあらわれております。私が、平成15年12月に、やっぱり同じような質問をしました。それには、その改善策として、いろいろ答弁でありましたけど、今の町長の答弁を聞いてみますと、何ら変わったことはありません。変わったことと言えば、防災行政無線を利用した、これくらいでしょうか、また18歳、19歳では、そういった出前授業ですね、そういったことを行われておりますけども、全然変わって、改善策というものが変わったような答弁がなされてないように見受けられますけども、このほかに何か改善策はないか、選挙管理委員会の書記長にお尋ねしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎選挙管理委員会書記長木代佳美君) 選挙管理委員会書記長。まず、選挙関係につきましては、選挙管理委員会、独立しておりますので、ただ議員さんが町長に答弁を求められましたので、町長から答弁していただきました。 内容等につきましては、選挙管理委員会のほうでいろいろ決めているところです。先ほどの防災無線等につきましても、選挙管理委員会の中で何かないかということで、今回これをやってみようということでやってきたということでございます。ですので、一つであろうが二つであろうが、やっぱり前進させていきたいという気持ちは、選挙管理委員会の中では皆さん持っておられます。 その中で、一つ、ほかに何かないのかなちゅうので、一つ、話題といいますか、なっておるのが、期日前投票のときに、行かれた方はわかると思いますが、行って、誓約書を書いて、いろんな理由を書いてとかいろいろします。だから、多いときには混雑したりとか、それが面倒くさいという方もおられるかとは思います。ただ、法令的にやっぱり誓約書は必要でございますけれども、投票券ですね、入場券、入場券の裏に、この誓約書ですかね──と宣誓書ですね、いわゆるですね──を印刷をして、事前に家で書いてきてもらって持ってくると、そういう緩和策もされたりとか、煩わしさがなくて少し伸びるのかなという感じで選挙管理委員会の中でもちょっと話題にしているところです。 それともう一つ、これ大きな、先ほど言いました18歳から20歳までの間の投票率が悪いと、私たちも見ております。特に宮崎県で県北あたりが悪いような感じはします。それと宮崎県全体が、都会に比べたら低いみたいです。これは特に18歳から22歳まで、大学に行かれる方が大分出てきておりました。現状としましては、いわゆる住民票をそのまま残して、そして都会に行かれる方も大分いるようです。そういう方に関しては、もう実際的に投票はできません。 ですから、全体的、国全体のことで言えば、やっぱり若い人たちにも選挙をしてもらうためには、やはり住所を移してもらって、そうすると都会の大学あたりでは、大学の構内に投票所が設置されてるみたいです。そういうところでやっぱ選挙をしてもらうという全国的な底上げも必要かなと。そのためには門川町でも何らかの方法で、そういう都会とか帰ってこれないようなところの大学等に行く場合には住所移転をお願いしますというような、何かそういう広報はできないだろうかということで、選挙管理委員会の中でも今話題になっているところです。 そういうところも、これからまた委員会の中で検討しながら、できるところからやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。ちょっと議事録を読んでお聞きしたいと思います。第7、8、9投票区は午前6時で終了というふうに改善すると、15年の答弁では言われてます。また投票場所ですね、投票場所に、高齢者がふえたので、そのまま土足で投票できるような具合にはできないかと質問を私もしております。その後、どうなったのかをお聞きしたいと思います。この2点はどんなもんでしょう。 ◎町長(安田修君) 選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長木代佳美君) 書記長。土足関係につきましては15年と言いましたけれども、例えば、中尾あたりですかね、ああいうところについては、今土足で行けるように、それぞれに土足用のシートを張って、土足で行けるようにしております。それから急な坂とかにつきましては、斜路ですかね、あれをつくって行けるようにということで、いろんなところから伺うところにつきまして、できる範囲については、やっているところでございます。 時間の短縮等につきましては、西門川方面が、言われるとおりに時間短縮をしてやっているところでございます。それから全体的に言いましても、今回もそうですが、法的なやつからは1時間前倒しという形でやっているところです。これはやっぱり地域だけの選挙であればいいんですけれども、参議院選、衆議院選とか全国規模になりますと、ある程度やっぱりお隣さんとか、県内ではある程度やっぱり公平公正を期すためには、近い数字のところに持っていかなければならないということも考えておりますので、そういう近隣とか県内の状況を見ながら、大体合わせてやっているところでございます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。18歳、19歳にも選挙権が生じてきました。また、だんだんと高齢者もふえることでありますので、その投票場所については、ちょっと見直しをしてもらうといいのかなと思います。もう少し身近に感じられるような投票所があれば、また足を向けるのかなと思います。 ちょっと教育長にお聞きしたいと思いますけども、地方紙を見てみますと、「政治の世界へゴー」という特集がありまして、これは清武中学校2年2組に何か新聞社が行って、「議員になりたい人、議員が減少してるが、その対策は」というテーマで議論してもらったそうです。そういう記事でした。それには、まず基本的に、議員になるには、どういうことをしなければならないのかということで、答えは、選挙に立候補して当選しないと議員にはなれないと、そういう基本的なところから勉強しているということですね。それと女性議員が少ないからどうなのかなと、そういうものも提起してるという記事でありました。 そういった、こういった教えを、具体的な教えをやられているのかどうかをお聞きしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) そういう具体的な教えを町内の中学校でしているのかというお尋ねだったかと思いますが、具体的にはつかんでおりませんが、教育の中身としては、そういうことを教えることにはなっております、社会科の中で。ただ、そういう今言われたようになるためには何をしなければいけないかとか、立候補するための具体的な手続等について指導がなされているかどうか、ちょっとつかんではいないところです。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 7番、黒木。期日前投票の件ですけども、その場所を考えますと、今の場所、ちょっと奥まっていて目に入らない部分なんですよね。まず、今南別館がありますので、そういった目立ってすぐ行けるような投票所、期日前の投票所ですね、そういった南別館を使用する考えはないのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  書記長。 ◎選挙管理委員会書記長木代佳美君) 書記長。今回の選挙でも、いろんな場所を検討はしました。しかし、広さとか期日前の投票所だけではなくて、やっぱり流れから選挙管理委員会ですね、委員会の事務局もやはり隣とかにないと、なかなか連動しませんので、そういうところと、もう一つは、期日前の場合は全部、いわゆるパソコン、ネットワークでやりますので、そういうやつが南別館のほうには引けないと、地中を引くとなってくると、それこそものすごい予算がかかるというものもあります。だから、今回は参議院選だけでしたけども、衆参同日選になったら、今のところも手狭ということで、駐車場あたりにプレハブを設置かなということで、そちらのほうの見積もり等もとって備えていたところです。 そういう意味では、なかなか選挙をするところはないかと思います。選挙管理委員会のほうの考えとしては、庁舎等で改築とかされるときには、そのあたりも検討をしていただくといいのかなという考えは持っておりますけども、現在のところでは、今のところが一番ベターということで考えております。 また、これに奥まったところでわからないちゅうところにつきましては、事前に前のほうにも看板等もいろんなところで設置しておりまして、期日前投票に限っては、毎回人数はふえてきておりますので、ある程度、周知はされているのかなというふうには認識しているところです。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  7番、黒木君。 ◆議員(黒木裕君) 期日前投票もふえていると言われますので、もう少し場所も考えれば、まだまだ期日前投票がふえるんじゃないかと思われます。 平成15年12月に、私は質問したんですけども、その議事録を引用して、参考に投票率を申し上げますと、この年に4回選挙が行われております。3月には町議会議員選挙、投票率が74.08%です。4月の県議会議員選挙が70.49%、同じく4月の県知事選挙が57.47%、11月の衆議院議員小選挙区が66.97%ということでありました。 また、最近の投票率はといいますと、一昨年、平成26年の門川町長選挙が50.09%です。その4年前の平成22年が69.70%でありました。この減少した数字を見てみますと、本当、残念でたまりません。何とかしなければと思うのは、私だけでしょうか。多数の賛同者を期待したいと思います。また、誰もが政治や選挙等を身近に感じることができるような世の中になることを希望して、以上で質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 最後に、私の思いを言わせていただきたいと思いますが。私、今回、都知事選挙でつくづく感じたことがあります。一昨年、私の町長選挙は50%でした。その年の衆議院選挙は49%です。27年の去年の県知事選挙は42%です。その年の県議会議員選挙は55%です。今回の参議院は49%、ところが、あの一千数百万おる大都会で、知事選挙は六十何%でした。多分今までは30%そこそこの投票率が、六十数%にはね上がったんです。何が原因かはわかりませんが、私はつくづく立候補した一人として、本当に立候補者に魅力がなかったのかなという感じもしないでもありませんでした。ですから、これからも、これまで以上に町民の中に入っていきたいとつくづく感じたものであります。 ○議長(安田茂明君)  以上で、7番、黒木裕君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  ここでしばらく休憩します。再開を11時10分から行います。午前10時59分休憩                              午前11時08分再開 ○議長(安田茂明君)  休憩前に引き続き会議します。 11番、神﨑千香子君の登壇を求めます。 ◆議員(神﨑千香子君) 11番。通告に従いまして、一般質問を行います。答弁いかんでは再質問をいたしたいと思います。 まず、今回は、町長、教育長、これはもう密接に関連することですので、一緒にお尋ねしました。西門川地区の活性化についての諸問題です。現在、町教育委員会は西門川小中学校を統合する方針ですが、西門川の活性化と西門川小中学校存続統合について、まず1問目に、学校教育における特認校制度の成果と課題の検証についてお尋ねいたします。 2番目に、西門川小中学校閉校に当たって、特認校制度で通っている児童生徒の今後をどのように考えておられるのかお尋ねいたします。 3問目に、平成25年に8回にわたって開催された西門川検討委員会は、地域住民の皆さんに開かれた形で行われたのか、コンセンサスを十分にとりながら行われたのかお尋ねいたします。 2番目に、「町長の政治姿勢」と題目は書いております。さきの一般質問で最後に心強い町長の姿勢を聞きましたが、期待してお尋ねいたします。 少子高齢化が著しい西門川地区に、行政として今まで定住策については何の施策も展開することなく、子供が少なくなっていることを前提に、学校の閉校を進めてきている現実が、私はあるように見受けられます。西門川小中学校閉校前に、若い世代の住める環境整備をし、町内外からも若い世代を呼び込む施策をすべきではないかと私は思います。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。1問目につきましては、教育長が答弁しますので、2問目の町長の政治姿勢について、答弁をさせていただきます。 西門川小中学校閉校前に、若い世代の住める環境整備をし、町内外からも若い世代を呼び込む施策をすべきではないかとの御質問でございますが、西門川地区の現状としまして、地域の皆様方の御理解、御協力により、国庫補助事業等による環境整備として、西門川地区の拠点整備である活性化センター及び周辺整備をしております。あわせて、継続的事業推進を図るため、県による河川の土砂撤去、県道改良、急傾斜地崩壊防止事業なども実施していただいており、本年度も実施予定であります。 そのような中、昨年度は県内からの参加をいただき、「乙女のひな旅!」の開催等も行っております。今年度につきましても広域的事業として、人材が不足している林業関連産業に都市部からのUIJターン者を呼び込むための林業を核とした山の暮らしに新たな人を呼び込む耳川流域連携強化事業を実施します。 また、地域での取り組みとして、がんばる地域応援事業「四季をまるごと体験ecoスクール」や「活性化センターイルミネーション設置事業」やいきいき集落活動支援事業による地域の活性化事業が進められております。 また、昨年度の2カ月間の乗り合いタクシー実証運行に引き続き、本年度は10月から1年間の実証運行を計画しておりますので、公共交通機関空白地域のサポート体制の充実を図るなど、住民の交通手段を確保するとともに、定住策の一つと考えております。 さらに、昨年度策定した「未来の門川ハッピースマイル戦略」に基づき、今後の門川町について考える町内のさまざまな方が参加して行う作業部会を今年度も開催しているのですが、この作業部会にも西門川地区の方も数名参加していただいており、西門川地区だけでなく、町内全域においてのこれからの門川町について、住民の方々の意見を広く取り入れながら、これらの取り組みへとつないでいきたいと思います。 あわせて、移住定住の促進、地域おこし協力隊等の可能性も模索しながら、先進地の状況の把握に努めて、これからも進めていきたいと存じております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 西門川小中学校の統廃合に伴う御質問でございますが、まず1点目の、小規模特認校制度における成果と課題について申し上げます。 西門川小中学校における小規模特認校制度は、平成19年度に制度を導入し、さらに平成22年度には、この制度を利用して通学する校区外の児童生徒に対し、スク-ルバスの運行を開始いたしました。現在、小学生25名、中学生28名が利用しております。 西門川小中学校の活性化、特に複式学級の解消、回避を目指して導入しました小規模特認校制度は10年目を迎えるところですが、その成果といたしましては、西門川中学校において複式学級が回避されていることが挙げられます。一方、西門川小学校においては、特認校制度導入後も一部の学年しか複式学級の解消ができなかったという点が課題として挙げられます。 また、特認校制度は、地元の学校が存続する場合に利用できる制度であり、校区内の児童や生徒がゼロとなった場合、学校は廃校となります。この場合、特認校制度は成り立たないという不安定な点も課題として考えられると思います。 次に、2点目の西門川小中学校閉校に当たって、特認校制度で通っている児童生徒の今後についての御質問でございますが、門川町立小中学校通学区域に関する規則により、統廃合後は居住地が属する校区内の学校に通っていただくことになります。なお、特認校生への配慮として、検討委員会でも議論されておりますが、当時の小学1年生が小学校を卒業するタイミングである6年後をめどに統廃合するとの答申となっております。これは急な統廃合を避けるために配慮されたものであります。 さらに、特認校制度利用を希望される保護者に対しましては、特認校制度の申請は1年更新であり、平成31年度をもって統廃合することをお知らせし、御了承をいただいた上で制度を利用いただいているところです。 次に、3点目の西門川小中学校存続統廃合検討委員会は地域住民に開かれた形で行われたのか、コンセンサスは十分にとれていたのかについての御質問でございますが、まず平成19年に設置された門川町の教育を考える推進懇話会の学校教育部会において、十分に協議検討がなされています。 その中で、地域へのアンケート調査を実施して、地域からの意見等も十分に集約し、今の段階では存続としたい。ただし平成25年度には再度検討し、判断することとしたいとの答申が出されています。このことを受け、平成25年度には、再度検討する時期を迎えたことにより、西門川4地区の区長、学校評議員、PTA役員、民生委員、児童委員、西門川の教育を語る会より西門川各地区の高齢者クラブ代表や西門川地区活性化協議会会長、そのほか消防団、学校関係者の33名で組織する西門川小中学校存続統廃合検討委員会──これ以後、検討委員会と使わせていただきますが──を設置しました。地元の各界各層の方にお集まりいただき、8回にわたる開かれた議論が展開されております。この中においても十分な協議が行われています。 この検討委員会では、まず存続に向けての議論として、西門川校区内の児童生徒の減少の歯どめ、複式学級の解消を主な視点とした山村留学制度や小中一貫校制度などの導入等について慎重に協議を行っていただきました。 その結果として、山村留学制度の導入については、西門川地区内において受け入れ態勢が整わないなどのことから、西門川地区及び西門川小中学校にはそぐわない。小中一貫校制度については、西門川小中学校は、運動会、学校行事、PTA活動など小中一緒に行っており、既に一貫校と同じ状況で、今後、小中一貫校制度を取り入れたとしても、児童生徒の増加は見込めないとの結論が出されました。 検討委員会としては、このように各関係団体及び地域住民の意見を十分に集約した結果、将来的に統廃合は避けては通れないという結論に至りました。この統廃合は避けては通れないという結論を受けて、その後の検討委員会では、統廃合を行うに当たっては、学校の行事、イベント等を考えると、小中学校同時に統廃合したほうがよい。小規模特認校制度を導入しても複式学級が解消されない。校区内入学者の今後5年間の推移を見ると、ふえるとは思えない。統廃合に対し、子供たちが不安を抱えている、早目に方向性を出したほうがよい。統廃合するなら、小中学校同時にしないとPTAの運営ができないなどの意見が出され、検討委員会としては平成26年度から6年後をめどに、西門川小学校、西門川中学校一緒に統廃合することが望ましいとの答申が出されたところです。 また、検討委員会では、地域保護者へのアンケート調査を実施しており、十分に意見集約を行っております。さらに検討委員会では、アンケートの結果及び答申の両方について、西門川4地区の全世帯及び保護者へ公表を行っております。そして、検討委員会からの答申を受け、教育委員会で決定をいたしました長期計画方針についても、西門川4地区総会の折に説明を行い、保護者についてはPTA総会のときに説明を行っており、十分に地域のコンセンサスは得られていると考えております。御理解を賜りたいと存じます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) まず、教育委員会のほうからちょっと再質問したいと思います。 特認校の子供たちは、閉校したときには自分の居住区の学校に戻るという今の答弁、方針だったんですけど、私が聞きたかったのは、特認校が、平成21年が19人だったのが、平成28年度53人になってるんですよね。逆に、平成21年、地元の子供が39人だったのが、平成28年度には14人、本当に少子高齢化で逆転してて、特認校で学校に通う人が多くなってるわけですよね。バスを2台も出さんといかんようなですね。 それは教育的な観点からどのような理由で、やっぱりここに小学校特認転入学の運用細則ってありますけど、教育委員会としましては、特認校に子供が多くなってるという教育的な観点と、やっぱり3つの学校の事情も兼ね合わせて、子供たちの実情を、やっぱり特認校に来たい人たちの実情をちゃんと把握してるわけですよね。そこ辺、教育的にどう考えがあったのか。ただ存続のためだけに、もしかしたら最初は地域の自然環境の中で子供学ばせたいという人が、ああいう目的だったかもしれませんけど、今現在、どのように捉えているのか。それと特認校に行く際の、子供たち、保護者の条件というのは、どんなものなのかをお尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 特認校の制度を利用される方がふえているということをどのように捉えているかということですが、各家庭のことについて、状況はよく、個別にございますでしょうから、わかりませんけれども、小規模には小規模のよさがありまして、人数が少ないからきめ細かな指導ができるというところがあります。それから、家族的な雰囲気であるとか、あるいは学年を超えて交流ができるというところがございますので、そういうところに賛同された方が来ていただいているのではないかというふうには思っているところです。 それから2つ目の、保護者の条件のことを話されましたが、保護者に対しての条件というのは特別なものではなくて、今はバスを利用している方がほとんどというか全員なんですけども、送迎を責任持ってやっていただくということと、学校のPTA活動にも積極的に参加していただくということを御理解していただいた上で利用していただいているというところでございます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) ちょっとわかりやすいところからいくと、保護者の条件は、PTA活動に積極的に参加するっていうことが条件なんですね。私は、ちょっと特認校に行きたいという保護者の話から、PTA活動ができないから、小学校の場合は兄弟でないといけないとか、そういう話をちょっと聞いたもんですから、そこ辺の条件というのは、PTA活動が根拠になってそういうことがあっていいのかなってふと思ったんですけど、教育委員会としてはどうなのか。その現場との話の中で、もう一つ、なぜかというと、兄弟一緒じゃないといけなかったら、もっと特認で西門川に行きたいという人がいるんじゃないかなという話もちょっと聞いたもんですから、そこ辺のその兄弟じゃないといけないという条件は、この細則に見てもないんですよね。だから、そこ辺、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(小野俊洋君) 教育総務課長です。ただいまのPTA活動に伴う、兄弟が同じ学校、西門川に行かなければならないという条件は、どこからということでございますが、教育委員会としましては、学校行事、PTA活動も十分大事だと思っております。特認校を選択する場合につきましては、家族として学校を選んでいただきたいと。例えば、小学校、西門川と草川、門川にいる場合につきましては、大体時期的に同じ行事等が行われます。ですから、家族として全体的に向き合っていただいて、西門川の特認校を選んでいただきたいという趣旨から成り立っております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) ええとですね、それはいつからそういうふうになったんですかね。この特認校の趣旨目的は、緑豊かな自然環境に恵まれる小規模校で心身の健やかな成長を図り、体力づくりを目指すとともに、自然に触れる中で豊かな人間性を培い、明るく伸び伸びとした教育を希望する保護者及び児童生徒に一定の条件を付して、書いてます。この一定の条件というのは何かですね。特別に入学、転学を認めることを目的とすると書いてあるんですよ。 例えば、PTA活動が兄弟じゃないとできないということで、今現状で行けない子供さんがおられたら、それは子供の、やっぱり学校教育というのは子供の観点にしっかり立ってやらないといけないということを考えたときに教育上どうなのか、私は問題があると思いますね。小中運動会など大きな行事は、私もなるだけ西門川に参加させていただくんですけど、こっちの3つの学校になると別々にやってますよね。それと、PTA活動は、やっぱり地域の方々も、かなり西門川は支援してらっしゃいます。そういう条件をつけていいもんでしょうかね。特認校の制度の目的とは違うんじゃないですかね。子供の立場に立ったときにですね。お尋ねいたします、教育長。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 特に都会なんかでは学校選択制等もあって、校区制ではなくてですね、そういうところは学校を選べるようになってるところもありますが、県内そういうところは余りわかりませんけれども、少なくとも門川町では校区制というのを基本的にとっているところです。 特認校も同じような形、特認校は選択制の一つではありますけれども、子供によって、上の子はこっちの学校、下の子にはこっちの学校という学校選択制は基本的にとっていないという姿勢を持ってるところです。あくまでも校区制ですので、校区制というのは、その住所があるところの学校に入れるということです。 ですから、その家族として、うちは本当は例えば門川小学校校区だけれども、うちの家族としては西門川小学校に入れるということで、そういう自然豊かな小規模なところで、そういうところで子供たちを育てたい、そこに家族としても協力したいという、そういう姿勢をとっていただきたいなという思いであります。この子は大規模が合ってるから、この子は小規模が合ってるからというのは、それぞれあるかもわかりませんけれども、全体の学校ですとか、地域との関係というのを考えたときに、門川町としましては、基本を校区制としてとってるので、そういう形でそれを了解していただけるならば、どうぞ西門川小学校にもおいでくださいという形をとってるということで御理解をいただけたらありがたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 家族を単位にして考えるというのは、今やっぱり兄弟でも、環境によって性格も違うし、育ち方も違いますよね。子供の立場に私は立ってないんじゃないかなって思うんですよ。 それと、西門川地区になるだけ家族単位で来てもらいたいという気持ちはわかりますよ。しかし、わざわざ西門川の学校に行きたいという人の実情を、やっぱり自然が、あそこで育てたいという親御さんもおるだろうし、個別の実情もかなり、もしかしたらあるかもしれませんね。 というのが、現場では、なかなか具体的な、子供にいろいろなことがあるんだって大げさに書かないとなかなか通らないという話も、申し込んだ人から聞いてるんですよ。そういう学校の現場の特認校に行くときの状況、教育委員会の状況が、特認校制度をいろんな意味で、まっすぐストレートに町民の皆さんがいいねという目線で西門川、みんなで盛り上げなくちゃいけないときに、やっぱり兄弟じゃないといけないという考え方、多様性、個人の子供の多様性を育てるのが教育、私は、教育長は小学校の先生を長くおられて専門家ですけど、素人感覚ですけど、私は今の教育に必要じゃないかなと思います。 それと、私が、じゃあそれを例えば一歩理解して考えるとしたら、児童クラブあるですね。もう今、去年、ことしから6年まで国は拡充して児童クラブ、補助金出しますよという制度が、今度変わったんですけどね。今もって放課後は3年までですね。一番大切なのは、私は、学校教育はプログラムされた中できちんと集団を学ぶときです。もし家庭でという、そういう兄弟とかが大事で家庭単位でというんだったら、やっぱり同時に、児童クラブも一番学校から解放された子供たちが児童クラブに3年まで行ける、6年まで行けない、そこ辺もやっぱり今度は矛盾が出てくるんですよね。そこのところも鑑みて、これは最初から兄弟じゃないといけないということになったんですかね。私はこういう少人数の特認校は、なぜやっぱり、今広がってますよね、結構全国でですね、特認校制度が。やっぱり学校現場は、今本当に大変な状況であります。環境の変化でですね。本当、日々先生たちが苦労されてる現状も見受けられます。そういう中で、そういう特認校みたいな少人数の学校は、門川に一つは要るんじゃないですか、今のこういう現状を見たときには。 私、教育長のその話を聞いたときに、見させてもらったんですけど、やっぱり複式学級は解消されないということが、かなり大きな観点になってるごとありますけど、逆に言えば、複式学級が解消されないっていうけど、異年齢で本当に兄弟みたいにして育ち合う縦の関係ができてるという報告もあります。五ヶ瀬の日渡教育長がおられたですね。「Gビジョン」といって、19年かに勤めたときに、五ヶ瀬もやっぱり一クラスばっかりで少人数でのやっぱり切磋琢磨がないということを校長先生たちから言われたということで、1カ月に5日ないし1週間の全校が集まっての交流をして、これ全国的に今ちょっと広がってるところは少人数であるんですけど、知恵と工夫を出して西門川が培ってきた地域とともにある教育というのを、今門川町は子供のためにも残しておくのがいいんじゃないですかね。 それと兄弟でということは、やっぱり私は外すべきだと思いますが、教育長の見解をお尋ねいたします。 それと、コンセンサスは十分とれてるということなんですけど、これこの諮問委員会は検討委員会は、教育委員会の教育長の諮問委員会ですよね。教育委員の皆さんもほとんど出席されてますよね、正式な会議ですよね。まあ、関係──興味ある保護者が、私が情報公開条例とったわけじゃないんですけど、この出席者の委員を黒塗りで出してるということは、どういうことでしょうかね、これ情報公開条例の趣旨にのっとってるんですかね、理由をお尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 幾つかありましたので、お答えしたいと思いますが。 まず、何か申し込みをするときに大げさに書かないと認めてもらえないというお話がありましたが、そういうことはないと私は思っております。これまでそういうことで何かをチェックしたことはないとは思っておりますので、また確認をさせていただけたらと思います。 それから、小規模学校はいいところがあるので子供のために残しておくべきではないかという御意見をいただいたところですが、学校が果たす役割を考えたときに、ある程度の規模がないといけないということを国も基準を出しておるのを御存じかと思います。国は一つの学校は12学級以上18学級という一応基準を出している、その中が一番いいと。多過ぎる学校もあんまりよくないわけですけども、小さ過ぎるといけないという意味は、学校は単に教科等の知識や技能を習得させるところではなくて、児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、思考力や表現力や判断力やいろんな問題解決力などを育んでいくんだということ、そして、そういう集団の中で社会性や規範意識を身につけさせていくんだと。そういう教育を全うするためには、一定規模の児童生徒集団が確保されていることが望ましいというふうに、今国のほうも出しているところです。 小規模であるがゆえに教育上の課題があるならば、そしてそれが将来的にもこの状況が不可避であるような場合には、そして、かつ他の統合の対象となる学校がある場合には、早急に適正な配置を行うようにというふうな基本の考え方で出ているわけです。私も教育委員会としましても、小規模であるがゆえに培わなきゃいけない、あるいは刺激ですとか、その切磋琢磨でそういうものの機会が少ない、そういうことで子供の成長に少し影響があるならば、やはり小規模ということを少し是正していかなきゃいけないだろうというふうに思っているところです。 ですから、小規模の学校のほうがいい子供さんもおられるかもしれません。そのところが合う子供さんもいられるかもわからないんですけれども、小規模が必要であるということについては、今のところは小規模こそ必要だというところまで私は至ってないところです。 それから、兄弟の条件を外すべきというふうにございましたけれども、先ほどと答弁は同じになります。門川町では、やはり学校と家庭と地域は一体となって、その地域をつくり、学校をつくるという考えもございますし、子供会にも入っていただきたいというふうな思いもありますし、そういうことも含めて、子供たちを選択制でやるというんじゃなくて、家族としてどこかの学校に一緒に学校と家庭とやって、学校をつくっていく、子供を育てていくという方針については、続けていきたいというふうに思っているところです。 黒塗りの件については、大変申しわけありません。今ちょっと答弁ができないところです。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(小野俊洋君) 教育総務課長。今回、情報公開で統廃合検討委員会の議事録の請求がありました。先ほど答弁の中にもありましたように、西門川の存続統廃合委員会、33名で構成されてます。教育委員さんたちにつきましては、地元の意見を聞くということでオブザーバーで参加はしております。 ただし、この情報公開を行う場合、委員さんが何を発言したというのは知らせる必要もないということで、委員の個人名については黒塗りで出させていただいております。ただし、事務局等については、そのまま記載をしておるところでございます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) この8回の検討委員会で地元が決めたということで統廃合の方針に至ったわけですね。主にですね。黒塗りからいきますね。私、個人じゃないでしょう。個々の住民の地元の人の代表でしょう。コンセンサスをとりながら、地元の人たちはコミュニケーションをとる必要があると思うんですよ。このことについては。そして、これ個人が識別するからなんですか、この情報公開条例にのっとってすれば、黒塗りはこの理由ですね、条例にのっとった、理由を個人識別というところでしたんですか、お尋ねいたします、1点。 それと、私がなぜコンセンサスをとってきたかと申しますと、この8回の一応検討委員会の後に、この区民の皆さんからとったアンケート、そして方針、それを説明してすればいいがという方針なんですよね、教育。それだったら検討委員会以外の人は、どこでその人たちとコミュニケーションをとるのか。私は区の人たちが各自分たちの代表を選んでくださいという形で教育委員会がしたんならば別ですけど、教育委員会が指名して教育長の諮問機関として会議を催したわけですよね。なぜ区民の、私が決まったとか、「ええ、そげなことがいつきまったとかえ」とかですね、いろんな意見が出るもんですから、やっぱり私もちょっとこれを読ませてもらったんですよ。 これ大事なことなんですよね、一つの学校がなくなるってことは。それと特認校のやっぱり教育的観点、ただ、ただあそこの、そういう方もいらっしゃるでしょうが、そうじゃない方もいるんですよね、この検討委員会を見たら、やっぱり。意見をですね、やっぱりアンケートの中で、門川中学校に行けばいじめられるが、西門川中学校であれば輝いている子供がいたり、西門川中に感謝している部分が多いとの意見が多数ありました。これ特認校のでしょうね。そういうやっぱり23年度にもそういう意見があったんですよね。そういうやっぱり子供の一人を守るのも教育なんです、守るのが。多数で競争することも必要かもしれません。切磋琢磨。しかし、子供が育つには、自分の中できちんと生きていく力、それは大人数でわあわあしたり、切磋琢磨するだけじゃないと思うんです。まず自分の中できちっと育ちがないと、やっぱり社会的になかなか、それが大切だという、まあこれは私も教育者のあれを、意見を聞いたんですけど、そういうところでやっぱり五ヶ瀬のGビジョン、いろんな工夫ができると思うんですよ、異年齢でも。 もう西門川小と五十鈴小は本当に10分、十二、三分ですよね。中学校も。そこ辺でもうちょっと私たち大人が子供の立場に立って、知恵を出して、子供の人権を守る教育を、やっぱりピンチをチャンスに変えて、変えることも必要なんじゃないんですか。この、こういう教育長も読まれたと思うんですけど、こういう保護者の声をどう受けとめてますか、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 教育長です。議員のおっしゃることがわからないわけではありません。こちらの──こちらといいますか、門川小学校、草川小学校、五十鈴小学校の中・大規模に居住してらっしゃる、その地区に居住してらっしゃる方々が小規模で学ばせたいという思いを持ってらっしゃる方が多いということは特認校の子供さんが多いことでわかってる。 ただ、西門川地区の保護者の方は大規模なところで学ばせたいという思いも持ってらっしゃると思っております。西門川地区に西門川小学校がございますので、そこの地区の保護者の意向は、地元の方もですけど、大きな学校に通わせたいという意向があって、そういうことも反映されて検討委員会で結論は出たと私は思っているところです。 ですから、西門川地区に学校が、子供がいなくなって学校なくなれば、小さい学校で学ばせたいという思いがあっても、それはかなわないということになりますので、一人一人の子供を大切にするかしないかという問題とまた別に考えないといけないんではないかと思っているところです。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  総務課長。 ◎教育総務課長(小野俊洋君) 教育総務課長です。先ほどの黒塗りの件でございますが、議員さんも言われたとおり、賛成、反対の意見等が述べられての協議になっております。ですから、その方の誰が言ったことかわからないように黒塗りで名前のところは消させていただいております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 検討委員会の方も、やっぱり本当に悩んで悩んで責任持って検討したと思います。誰が、自分の意見がですね、黒塗りされてるとは知ってるんですかね。これは公式な会議です。検討委員会に参加した方々は地区の方々に説明責任があります。これ、非公式な会議ですか、そしたら。私的な会議として黒塗りしたって私は受けとめますけど、検討委員会の方々が私人だということだったら。そしたら、根拠のないことで、ある程度私的な諮問機関で教育委員会は統廃合の方針を出したという解釈になりますよね。これ、事務方じゃなくて教育委員会で出してますからね。教育長、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) その文書をお出しするときに、全部黒塗りがないままに出すときに懸念があったんだと思います。ずっとそれが広がっていったときに、意見を出すときに、内部だけだからと思って意見を出された方もあったかもわかりません。まあちょっとわかりません、今はそれをおもんぱかって言っているところですけど。ですから、自由闊達な意見が出せる雰囲気での意見交換だったので、誰が何を言ったかは、ずっと広まらないほうがいいかなという懸念があったものと私は思っておりますので、そこらあたりはもう御了解いただけたらと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  神﨑議員、町長答弁のほうがなくなりますが、時間を。 ◆議員(神﨑千香子君) わかりました。 懸念があるということは、地元の検討委員会の方に対して、全くやっぱり失礼な話ですよね。皆さん、責任持って、本当にきちんといろんな発言してらっしゃいます。これ、情報公開条例の、やっぱり趣旨ですね。町民の理解と批判のもとに、公正で開かれた行政を推進し、町民の積極的な町政参加に資することを目的とする。異論、地域の説明会のときに、何も意見が出なかったげなという話を聞きますけど、出しようがないんですよ。地元の人たちは、こういうことじゃったら。結果が出て、知らせるだけだったら。しかも黒塗り。 西門川のですね、将来の学校、地域活性化の起爆剤になる学校の行く末を決めるのに、やっぱり地元の皆さんが、地元のたった700人ですよ。趣旨に、私は違反してるんじゃないかと思います。地元の皆さん、「いつ、ええ、そんげなことになっちょっと」とか、とにかく子供がやっぱりいない現状で、諦めざるを得ないという状況もわかります。しかし、存続してほしいというのが、アンケートでも過半数だったんですよ。 少人数こそ大切だと私は思ってません。いろんな子供がいるということが、教育委員会にはきちんとわかってほしいなと思ってます。一人でも義務教育で少人数があれば、やっぱり伸び伸びと育つ、そういうやっぱり学校は、たった10分なんですよね。知恵と工夫を出すべきだと私は思います。 それと第1点、コミュニティ・スクールは、今度の教育振興計画で検討するとなってますが、コミュニティ・スクールについてお尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  通告書にあったですかね。教育長。 ◎教育長(新原とも子君) コミュニティ・スクールについてということでしたね、ちょっと焦点が今絞れないところなんですが。(発言する者あり)コミュニティ・スクールは国が推奨しているのですが、地域運営協議会というのをつくりまして、学校を地域みんなで支えていこうという学校運営の方式です。 目的は、もう何回もこの中で話したりしてますんで、わかると思うんですが、学校は学校だけでもう問題が抱え切れないほどいろんな複雑多様化してるので、地域の方々にも入っていただいて、協力をしていただいて、学校を、子供たちを育てていこうという仕組みの、一番上に来るようなものです。 今門川町もそれに似たような取り組みをしているところですね。学校支援地域本部事業というのをつくりまして、いろんな方々にボランティアで学校に入っていただいています。読み聞かせだったり、草払いだったり、いろんなことをしていただいています。そういう土台づくりをして、学校に地域の方々が入っていって、学校に目が向いて、子供たちにかかわっていただく土台づくりをした上で、今学校評議員制度というのをやっておりますけれど、学校評議員の方々にも行事のたびに入っていただいたり、学校についての評価を関係者評価という形でしていただいたりしながら、それを積み上げていった上で、コミュニティ・スクールにやっぱりしたほうがいいなということになったらやろうかとは思っているところです。 でも、コミュニティ・スクールを、最初からコミュニティ・スクールしますというふうに持っていくと、よく、土壌を耕さないままにしていきますので、目的、コミュニティ・スクールの目的を十分捉えた上で、今そういう土壌づくりをしているという段階だというところでございます。 以上でよろしいでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) ええと、じゃあわかりました。第1点ですね。じゃあ、門川小のコミュニティ・スクールについては、教育委員会では話し合ったことはないですか、今。どうするかということで。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) どうするか、具体的には話しておりませんが、数年前にはそのことについて話し合っております。今は、こういうコミュニティ・スクールという制度を国が出してるので、そこに向かっていくことが必要だろうということで、勉強会という形では教育委員会の中ではやっているところです。 以上です。
    ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 私も、ちょっとこの22年度です、西門川で一応導入する際にやっぱり検討したコミュニティ・スクールの報告書を見てから、22年度にこれを導入について検討したって、そして大学の先生が座長になって、地域と一緒に取り組んだ経緯があるんですよね。報告見て、23年度当初から、まあ学校指定することは難しいということになったんで、門川版コミュニティ・スクールの実施に向けて努力していくということで、教育委員会はしているんですけど。 やっぱりもうちょっとこれを取り組んだという意味は、この門川、西門川のやっぱり特認校制度とか、地域と一緒にしたのを内外にアピールしようとか、きちんといい、こういう教育をしてるんだということを地域やら門川町全体でどうなのかということで1年間しっかり皆さんでしてるんですよ。そこのところをどう受けとめたか、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  教育長。 ◎教育長(新原とも子君) 教育長です。ですからこそ基盤づくりをして、コミュニティ・スクールを、「何だそりゃ」というものから持ってくるんではなくて、コミュニティ・スクールは何を求めているか、何を狙ってるかということを十分に理解した上で、その土壌づくりをしていこうということで先ほど話しましたように、学校支援地域本部事業でボランティアを入れ、ラジオ体操を始めて、地域の人と子供がかかわるというのを、ずっと今広げているわけです。その、最初目標ではないんですけども、そういう形で学校が地域と一緒になって運営できたらいいな、そして学校に地域の人がいろいろ加勢することで地域の人も元気になる、いわゆるWIN・WINの関係になっていったらいいなと、そういうことを目指して、今やっているところです。 その今議員がお示しされました冊子をスタートにしております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  神﨑議員、あと5分切りましたんで。 ◆議員(神﨑千香子君) あと5分ですね。 ええと、今私がなぜコミュニティ・スクールと言ったかと言いますと、やっぱりこのコミュニティ・スクールは、学校支援とかボランティア制度と違って、地域の方々がきちんと学校運営に意見も対等に言える制度なんですよね。そこ辺、ずっとそれを培ってきた西門川ならではのコミュニティ・スクールが、この23年度から、この二、三年でもいいからしたら、また学校に対しての意識とか考え方とかが、地元の人たちがきちんといろんなことを考えるきっかけになったんじゃないかなと思ったんですよ。それとやっぱり西門川の学校のよさ、そういう意味で、私はお尋ねいたしました。 改めて検討するとか、いろんなことが書いてましたんでね、もう先進地に行ったり、自分たちで勉強会行ったり、この検討委員会で本当にかなりの取り組みをしてるなと私は思いましたんで。学校はやっぱり多様で個性があっていいと思いますんで、全部の学校が一緒の、やっぱり学校の特色を持ってるということじゃないですよね。そこ辺も踏まえてお尋ねいたしました。 もう3分になりました。ええとですね、この検討委員会、町長はこの教育方針について、「全く同感です」って、誰だか、何人も議員がですね、議員の皆さんが、活性化策について、住宅つくれとか、全町民にアンケートとったらどうかとか、いろんな提案をこの四、五年してるんですよね。そういう意味で、やっぱりこの検討委員会の中身をきちんと多分読まれていると思うんですけれど、どうでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。それは随時報告があっていまして、あっています。ですから、何も西門川小中学校を廃校、廃校として検討したんではありません。「西門川小中学校存続統廃合について」という検討委員会がなされたのであります。これは平成21年に再び特認校制度というのを存続していく中で、6年後には、もう一度検討し直すということになっていましたので、こういうことで存続したらいいのか、統廃合したがいいのかということでやったわけであります。で、結果がこういう答申をいただいていましたので、答申に向けて粛々と進めていくのが私の役目だなと思っております。 ○議長(安田茂明君)  11番、神﨑君。 ◆議員(神﨑千香子君) 27年度ですね、教育制度が変わりまして、特にやっぱり学校教育──教育委員会と町長部局がやっぱり話し合う会議を持つようにという方向にもなってますよね。そういう中で、今の町長答弁を聞くと、地元の皆さんが話し合って、そして教育委員会が答申を決めたから粛々と決めていくって、この報告を聞いただけということなんで、これは全部、やっぱり、この件、西門川は今ですね、やっぱり少子高齢化で大変な状況ですよね、町長。人口が平成20年、西門川、人口が1,050人だったのが、28年で713人に減ってます。高齢化率が平成20年では30%、平成28年では46.1%なんですよ。約何%かな。28年度、人口が1万8,500人ですからね、約7%か、8%ですね、町の土地の70%ぐらいを守ってるわけなんですよね。西門川、水がめをしっかり守ってくれているんです、町民の命を。 そういうところで、長期計画にも住宅整備を初め、定住策を図るって、これ町長、あなたがつくってるんですよね、長期計画は。今、町長答弁では、定住策について、やっぱりのんびり活性化してる場合じゃないということをさんざん議員の皆さんもおっしゃってます。この町が決めた長期計画について、住宅団地をつくるということで、ついては町長、どうですか。今じゃないとできないことがあるんですよ。地方創生で。やっぱり今きちっと西門川に活性化プロジェクトをつくって、やっぱり人口をふやす施策を展開すべきじゃないんですか。私は、あのね、栄ヶ丘の5階建ての住宅整備には当初予算で反対しました、計画にはですね。3億円あるんだったら、まず西門川に回さんと、町民の皆さんの命、そして学校教育、これから10年後、20年後を考えてです、町長はどう考えてますか、お尋ねいたします。 ○議長(安田茂明君)  11番議員に申し上げます。発言時間の制限を超えていますので、再質問はできません。執行からの答弁をもって終了といたします。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。今度計画をしていまして、建設予定を立てています栄ヶ丘住宅につきましては、庵川西・東並びに小園の町営住宅が非常に老朽化し、安全安心な面で一刻を争うような事態になっているというようなことから計画をしたところであります。そこが一番の、優先順位の一番先だろうということで計画をしたところであります。 それから、最初の質問にもありましたように、西門川に対して何もやってないじゃないかと、何もしてないじゃないかと言われますけれども、私は地域というものはお金をやったから施設をつくったから人口が減らなかったかといったら、私はそれはないと思います。そういうことでありならば、日本全国、過疎地域なんてありません。人口減少問題とこの施策とは、私はそれとこれは別だと思っております。 ならば、人口が少なくなったからといって、その村は疲弊してしまうかというと、私はこれもまた違うと思います。疲弊するのは何もしないからです。しかし、西門川の方々、少しぐらい人口が減っても、今いる人たちで一生懸命頑張っているじゃありませんか。そこにいる人たちが、そこにいる、そこに住む人たちが助け合い、支え合っていかなくて誰がどうするんですか。 西門川、行事一つ一つにとっても、議員さんもよくいらしています。いつも見かけます。あれだけみんなで助け合って協力し合って、たくさんの人たちを祭りごとに呼び込んでいるではございませんか。何を見るかというのも大事でありますけれども、どんな見方をするか、どんな捉え方をするか、私はそういうことも、目の前でそういう現実が起こることも大事だと思いますし、それを楽しめるか否かということでも私は変わってくると思っております。 そういう気持ちを持ちながら、私は西門川の地域と接していきたいと思いますけども、まあ西門川も私は門川と同じぐらいの一緒の生活圏域だと思っております。上井野までも10分少々しかかかりませんし、三ヶ瀬までも15分少々であります。松瀬までも20分少々行くと、もう私は一体だと思っております。 余談になりますけれども、私の娘の嫁いでいる椎葉の尾手納なんか、椎葉の町に来るのに50分も車でかかるんです。そういうところもあるんです。しかし、そういうところはそういうところなりに、またみんなで助け合い、支え合ってやってるんです。 ですから、私はこれからも西門川地域の人たちとは接していきながら、またそこはそこなりにできる限りのいろんな事業を取り入れたり、いろんな事業を補助を取り入れたりしてやっていきたい。しかし、そこだけではない。牧山の谷ノ山だって、牧山だって、それはあの牧山の、あれ何ていうんですかね、ずっと下から降りていったところ、何とかって言うちゃけど、多分50分ぐらいかかるんじゃないですか、あそこまで行くのに。まあそれぞれ、小屋ヶ迫ですかね、多分40分か50分かかりますよ。そういうところもあります。ずっと門川町全体を見ながら、これからの町の発展のために尽くしていきたい、そういう思いであります。 ○議長(安田茂明君)  以上で、11番、神﨑千香子君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  ここでしばらく休憩します。1時15分より再開します。午後0時14分休憩                              午後1時14分再開 ○議長(安田茂明君)  休憩前に引き続き会議します。 2番、岩佐祐一君の登壇を求めます。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐。6月定例会議に引き続きまして、まちづくりについてということで質問させていただきます。 1つ、まちづくり推進課発足に伴い、半年が経過しようとしているが、現状と今後の課題について、2番目、門川町と門川高校の包括的連携の考えは、この2問について質問いたします。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。それでは、答弁させていただきます。 まちづくり推進課発足から半年経過しようとしているが、現状と今後の課題についてとの御質問であります。 まず、現状につきまして、6月議会で答弁させていただきましたように、昨年度、庁内で組織・機構等検討委員会を組織し、町政の事務能力の向上、住民サービスの向上を図るために、また、昨年度策定した人口ビジョン、総合戦略等に基づき、雇用、住宅、教育、子育て、観光など地域の特色や地域資源を生かした住民に身近な種々の施策を実施していくためにも、組織のあり方を検討し、企画・地方創生部門と、商工・観光部門を移管、再編し、まちづくり推進課を発足したものであります。 そのような中で、各担当におきまして地域づくり、ふるさと納税、広域連携、地方創生、企業誘致、観光・商工事業等に取り組んでおります。 地方創生関連事業では、交付金等を活用し、東九州小学生ソフトボール選手権大会と同時に開催した「マルシェ」や、みなとフェスティバルでのサップ、メガサップ体験等などの実施、また宮崎大学と門川町の魅力を活用した連携事業やカンムリウミスズメの保護啓発事業を進めております。 また、PR観光事業としての「かどっぴー・がわっぴー」グッズの充実等や広域テレビショッピング事業、町広報紙を活用したがんばる企業・事業所応援プロジェクトを行っております。 ふるさと納税事業では、寄附者の利便性を図るため、インターネットでの申し込み、寄附、クレジット決済まで可能となるように対応をいたしました。さらに、昨年度に引き続き、公共交通維持プロジェクトとして、昨年度の実績、座談会、公共交通会議等を踏まえ、10月から来年9月までの1年間、乗り合いタクシーの実証運行も行いますので、多くの方々に参加、利用していただくよう周知を図るとともに、今後も引き続き関係課及び関係団体等と連携を図りながら、事業の推進に努めてまいりたいと考えております。 次に、今後の課題についてでありますが、長期総合計画、総合戦略等を踏まえた継続及び新規事業等を展開する中で、関係課及び関係機関等と協力しながら、PDCAサイクルによる事業推進が必要であると考えております。 また、事業を推進するには、多くの町民の参画及び事業参加が必要と考えますので、情報の発信、周知に努めるとともに、引き続き事業への御理解御協力を賜りたいと存じます。 次に、門川町と門川高校の包括的連携の御質問でありますが、8月20日の夕刊デイリーの記事で、日向市──日向高校が協定、若い世代の郷土愛を育て、市の将来を担う人材を育てようと8月19日に包括連携協定を結び、フロンティア科1年生が市の策定した総合戦略を調査研究し、市や関係団体が支援するとの記事がありました。 御質問の門川町と門川高校の包括的連携についてでありますが、町内唯一の高校である門川高校は、総合学科の高校になったとき、ネイチャーサイエンス系列の総合学習の時間が設けられ、それぞれのテーマに沿った活動を行っております。その一つが御存じのホタルプロジェクトであり、それ以外にも食品加工、園芸等があり、研究活動を踏まえ、地域、町内企業、小学校等との連携を行い、地域の活性化、子供たちへのふるさと教育の一環に貢献していただいております。 また、町の鳥であるカンムリウミスズメの調査や門川湾藻場の環境調査など、積極的に郷土のことを知る事業にも参加をいただいております。 町では、今年度、宮崎大学と連携事業を進めていく中で、包括連携協定を結ぶ準備を進めているところでありますが、これらのことを踏まえ、今後、門川高校と包括連携を結ぶことについても検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐。町長の答弁をお聞きしたところ、余り進んでいないなと、この半年の間にですね。まあ難しい部分もいろいろあろうかと思いますが、こういう答弁が出てくることに対しては、私、ちょっとがっかりしております。 宮崎大学との連携ということでやられるということですが、どういう案件についてやられておるのか、お聞かせ願います。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) まちづくり推進課長です。 答弁にもありましたように、本年度、宮崎大学との連携について現在協議をしているんですけど、内容につきましては、まず昨年度から門川町の魅力につきまして、町内等で意見を出していただきました。その中につきまして精査をし、その内容について宮崎大学の地域包括センターのほうに、大学の学部にはこだわらなくて、こういう状況で検討していただけないかということで投げかけた中で、海の  、ええ、ちょっと済みません、お待ちください。 済みません。門川の、門川ブランド発見事業ということで位置づけまして、門川の海の幸大図鑑の出版ということで、門川湾にいる魚の調査をしまして、宮大の水産関係の学科の先生がいらっしゃいますけれども、現在、調査をしているということも聞いておりますので、それをさらに拡大して、門川の魚についての調査・研究をし、その調査・研究した結果を図鑑とし、あわせて食のほうに生かせたらということで話をいただいておりますので、こちらの事業を進める方向で進めております。 それと以前から、カンムリウミスズメの保護・研究をされておりました中村先生の後継ということではないんですけど、調査・研究を今の大学の先生もやりたいということでありますので、町と連携を取りながら、町の鳥でもありますカンムリウミスズメにつきまして、生体・行動の研究について行っていただくということで、現在進めております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 魚の図鑑の編集とか、カンムリウミスズメの生態とか、これについて、まちづくりのどういうところに起用できるのか、その辺のお考えをお聞かせください。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) まちづくり推進課長です。 大学協定等につきましては、当然、昨年度策定しました総合戦略の観光であったり、人づくりであったり、地場産品の拡大ということ、いろんなことを活用して総合戦略の事業として位置づけていくと思いますので、例えば、海の幸につきましては、現在大学のほうの話によりますと、冷温多種の、地域的に門川湾は、冷温多種の魚が存在するんではないかという話もありますので、例えばそれで、採取された魚等を活用して、新たなブランドなり、食のほうのPRにも生かせるんじゃないかということ。それとあわせて観光にも生かせるんではないかと。 そのことが、産業に反映されるということであれば、当然仕事、定住、ということにつながっていくんではないかというふうに考えております。 それとカンムリウミスズメにつきましても、当然、町内の方に周知を、いろんな形でPRをしておりますし、町外においてもPR活動でかどっぴー、がわっぴー等も活用しながら、カンムリウミスズメについてのPR、含めて門川町のPRをする中で、環境保護を踏まえながら観光に素晴らしい素材でもあると思っておりますので、観光に生かせるような形で発展していければというふうに考えて努めております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐です。 海の幸なんかのブランドづくりをしたりとか、観光へのつながりが出てくるんではないかということなんですが、こういう海に関して門川漁協とか庵川漁協、それとか上部団体との何かコミュニケーションをもって連携してやるとか、そういうことはどうなんでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) この現在においては、先ほどもちょっと説明したんですけども、この門川ブランド発見事業においては、継続的に庵川漁協を主体にやっている中での拡大事業ということで捉えていただければ、当然、庵川漁協のほうも周知の上で協力今までしているので、していただけるものだというふうに認識しております。 それと、漁協にこだわるということはあるかもしれませんけど地方創生の推進会議におきましては、いろんな団体の方に出席をしていただいて検討したと、それとあわせて作業部会におきましても、9回ほど町民の方に参加していただいて、門川に対する弱み強みも検討しながら、何を総合的にやっていけばいいのかという意見等もいただいておりますので、団体も当然なんですけど、町民の方が感じていることを意見を出していただいて、それが事業につながっていくというふうに考えていただければと思います。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐。 門川町の現状の弱み強み、これは先回も質問させていただいたと思うんですが、その後3カ月ぐらいたっているんですが、具体的にその辺が明確になっているでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) まちづくり推進課長です。 事業展開につきましては、昨年度はもう総合戦略を策定した中で、交付金事業を活用して、事業をした部分があるんですけれど、そちらについては検証等も行う中で、当然よかった面、悪かった面を、当然出てきますし、本年度も作業部会の中でことしを踏まえて、総合戦略はできた中で、その今年度は作業部会で再度、どういう形でそれぞれの目標に向かって、取り組む中での強み弱み等も出していただいておりますので、その直接な事業に対してというのはまだちょっと現実的には難しいところありますけれども、それぞれが感じていただいているということは、人づくりにもつながっていると思いますので、今後継続的に事業を展開する中で、よきものをやれるように、効果があるものに取り組めるようには進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐。現状ではまだ、まだという認識で感じました。 それから、まちづくりで今年度中にスマートインターが開通になりますけど、あの周辺のいわゆるインフラ整備とか企業誘致、このあたりの具体的な方向性があれば、お示しください。 ○議長(安田茂明君)  建設課長。 ◎建設課長(久米佳郎君) 今、ちょっと通告の中では少し伺えなかったんですけども、スマートインター周辺の工業団地とかいうふうなことでございますけれども、都市計画マスタープランのほうでは、スマートインター近くに、工業団地の候補地ということで予定というか、重点地区というふうな形でうたわせていただいております。 これについては、別の議員さんのほうから質問も出ていますので、ちょっと同じような答弁も出てくるかと思いますけども、少し今年度、若干委託費がどうかとか、あるいは事業実施にどのぐらい期間が係るかとか、そういう検討はいたしております。 それと別に、民間のほうで少し、県道沿いの一定の土地を開発行為というような形で開発をしようか、というふうな動きがあるというふうなことでは承知いたしております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 2番、岩佐。スマートインターあたりも、町民とか県北の方、宮崎県全域で注目を浴びて見ているところであります。やはり町の総力を挙げて、このあたりやっていただきたいと思います。 それから、門川高校とのコラボ、これについてちょっと述べさしていただきますが、宮日新聞と夕刊デイリー新聞さんのほうから、先日、出さしてもらったんですが、日向市と日向高校が協定と。 で、ちょっと読ましてもらいますと「若い世代の郷土愛を育て、市の将来を担う人材を育成しようと、日向市と日向高校は19日、包括連携協定を結んだ」これは8月の19日です。「フロンティア科1年生39人が市の策定した総合戦略の施策を調査・研究し、市や関係団体が支援する」と。十屋市長いわく「地域づくりの大きな一歩となる。研究を通して日向市をもっと知っていただき、いろんな考えを示してほしいと期待している」、あと日向高校の校長先生、「地域のことをしっかり考え、意見をし、提言できるぐらいの力がつけば嬉しい。将来的には学校全体の取り組みへと変えていきたい」と話したと。 「同校では2020年度の大学入試改革を見据え、思考力・判断力・表現力などを生きる力を身に着けようと今年度から課題型学習に取り組む。学習を進めるに当たり、高校魅力向上支援事業などを推進する市に相談し、協定が決まった。今回の統一テーマは、日向の魅力を向上させるには、生徒は8グループに分かれ細島港を核とした企業立地と次世代産業の支援。元気と活力に満ちた農林水産業の挑戦など研究テーマを7月に決めた」。 要は、細島港を核とした企業立地、あと次世代産業の支援、活力に満ちた農林水産業の挑戦と、こういうことでやっていこうということですが、門川高校も町長の出身母校であるということもありまして、また、ことし創立100年ということですね。そういう大きな歴史も持っておるんですが、やはりぜひ門川町と門川高校が連携して、やっていただきたいと。このあたりの思いをもう少しお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。先ほどにも答弁をいたしましたように、本当に門川高等学校、ホタルプロジェクトを初め、いろんなことであらゆることに挑戦をしております。 例えば、レタス工場とタイアップして「レタス肉まん」をつくったりですね。今度今挑戦をしているのが、10周年に配る何かあるものに挑戦するそうでありますけれども、「また近いうちに報告に来ます」ということでありますので、報告に来るとは思いますが、本当にいろんなことで門川高校からはお世話になっております。 特にまた、ことしは次年度から門川高校に単独で福祉科というのが創設されるようになりました。昔から福祉のまちとして推進してきました本町にとってはまさしく、これはこう時期を得た科の創設ではないかと思っております。 前々からも、学校長初めたくさんの方が学校関係者が来て、福祉科の創設に対する思い、話もしていただきました。一緒に話しました。その中で、本当に本町も福祉のまちとしてやってきました。いろいろとお世話になり、一緒に協働すること等ができるかと思いますので、「またよろしくお願いします」と言ったところであります。 本当になんか次年度から、すぐすぐにはできないかもしれませんけども、私もそういう気持ちを持って、お願いをし、連携を結べるものがあったならば結んでいきたいなと思っておるところであります。 ○議長(安田茂明君)  2番、岩佐君。 ◆議員(岩佐祐一君) 町長、答弁ありがとうございました。 また、次の定例会でも同じような質問をさしていただきますが、やはりまちづくり推進課としてはもう少し具体的なものが出せるよう、仕事づくり、いわゆる推進課としての仕事づくりに励んでいただきたいと、そういうことで私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(安田茂明君)  以上で、2番、岩佐祐一君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  ここで、しばらく休憩します。再開を1時45分から始めます。午後1時39分休憩                              午後1時44分再開 ○議長(安田茂明君)  それでは休憩前に引き続き会議します。 4番、菊地稿治君の登壇を求めます。 ◆議員(菊地稿治君) 4番、菊地です。 初めに、今回またしても、東北地方や北海道で台風による大きな災害が発生し、多くの方が被災されました。心よりお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。 私は最近、一般質問に立つたびにお悔やみを申し上げておりますが、それほどに災害を防ぐのは難しいものだと痛感しているところであります。これから、台風のシーズンを迎えますが、気を引き締めてまいりたいと思います。 それでは、1番目の質問です。食品ロスの削減についてお尋ねいたします。 第3次食育推進基本計画が今年度から始まりました。中でも、重点課題として取り上げているのが、伝統的な食文化の継承などとともに、食品ロスの削減を掲げています。 御承知のとおり、日本の食糧需給率は約4割にとどまりますが、一方で、食べられるのに捨てられている食べ物は、農林水産省の平成24年度の推計によりますと、国内で年間642万トンであり、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量、平成23年で年間約390万トンを大きく上回る量であります。 食べ物を粗末にするのは、世界の貧困や飢餓につながる重い問題でもありますが、食べられるのに捨てられる食べ残しや、賞味期限切れなどによる廃棄が積もり積もった結果であります。 しかしながら、これはスーパーやコンビニ、外食産業だけが発生源ではなく、食品ロスの半分は家庭から出ているのが実情であります。この642万トンのうち、家庭から出されるものが約312万トンであり、日本人1人当たりに換算すると、おにぎり約1個から2個分が毎日捨てられている計算となります。 過去に京都市が家庭の生ごみを調べたところ、手つかずの食品が22%もありました。そのうちの4分の1は賞味期限前の食品で、賞味期限後約1週間以内も約20%あり、パンや菓子、調味料などが多かったということであります。 こうした状況を変えようと、基本計画は、食品ロスの削減に何らかの行動をしている人を直近の70%弱から、5年間で80%以上にする数値目標を掲げております。 この食品ロス削減を進めるためには、関連する業界だけでなく、地域や学校、家庭の取り組みが欠かせないものとなります。私たち一人一人が関心を持ち、身近なところから取り組まなければならないと考えますので、次の点についてお伺いします。 1つ、町民、消費者に対して、食品ロス削減について、どのような取り組みを行っているのでしょうか。また、今後の取り組みついて、どうお考えでしょうか。 2、学校教育の現場での、食品ロスについての教育は行っているのでしょうか。また、学校給食の食品ロス削減、主に調理場についての取り組みはどうでしょうか。2点についてお伺いいたします。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。それでは、答弁さしていただきます。 第3次食育推進計画の重点課題の1つである、食品ロス削減の取り組みについてですが、門川町でも、国・県が策定した食育推進計画を参考に、平成26年度に門川町食育推進計画を策定しております。 策定に当たり、庁舎内の策定プロジェクト委員会や、食に関わる関係者との意見交換等を重ね、子供を通して、家庭や地域を巻き込んでいけるような計画、子供の食育に特化した門川町独自の計画書を策定しております。 その計画書に基づき、間接的ではありますが、子供を中心に食べ物を大切にしようという意識、食事をつくってくれた人、生産者、食べ物の命をいただくことへの感謝の心を育む食育活動を行ってきました。 今後は、門川町の食育推進計画の次回の見直しの際に、今回策定された国の計画を参考に、食品ロスの視点も加える方向で、検討していきたいと思います。 また、一番の消費者である主婦層向けの取り組みとしては、既存の事業と連携した取り組みを検討しております。 具体的には、「やっちみろや健康づくりプラン21事業」で、野菜摂取量の増加を図る目的で、AKB野菜レシピをスーパーや町広報誌で紹介しております。家庭で出る食品ロスには、使い切れずに残ってしまった野菜も多くあると考えます。そのような使い残しが出ないような、使い切りレシピなど提供方法を工夫して、食品ロス問題について啓発を行っていきたいと考えております。 次に、学校教育の現場での食品ロスについての教育は、との御質問でございますが、まず、学校で行っている食育についてですが、児童生徒への指導につきましては、各学校とも家庭科の授業や給食時間、弁当の日等の取り組みや、門川中学校での朝食レストラン等を通して、栄養のバランス、食べ物への感謝、生産者や調理をしてくれた方への感謝等について指導を行うとともに、残さず食べることを指導しております。 また、保護者に対しては、学校が毎月発行しております献立表の一口メモや、食育便りを通して、食の重要性、心身の健康、食品の選択、感謝の心等を掲載するなど、家庭でも取り組めるように啓発を行っております。 次に、学校給食における状況です。本町における残食率、食べ残しの割合ですが、の状況ですが、共同調理場を対象とした平成27年度学校給食栄養摂取状況調査によりますと、県の残食率の平均は小学校で0.49%、中学校で0.43%であるのに対し、調査対象校である門川小学校では0.09%、門川中学校で0.16%となっており、県平均を大きく下回っております。 また、調査対象外であった草川小学校、五十鈴小学校、西門川小中学校に聞き取りを行ったところ、残食はほとんどないとのことでありました。これは、各学校での食育の効果があらわれているものと考えております。 今後とも食の大切さ、必要性、食品ロス削減を含めた食育に継続して取り組んでまいりたいと考えております。御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、菊地稿治君。 ◆議員(菊地稿治君) 4番。 この食品ロスの問題は、非常に間口が広いというか、多岐にわたって対象になってくる部分がありますので、具体的に進めてまいりたいと思います。 まず、初めにお聞きしたいのが、子供の学校教育のほうはちょっと置いといて、大人の方、いわゆる主婦とか男性でも結構ですが、消費者教育の一環として、この食品ロスのことについて、何か例えば研修会を行ったりとか、そういうようなことは取り組まれたことはあるでしょうか、お聞きします。 ○議長(安田茂明君)  町民課長。 ◎町民課長(川邊一孔君) 町民課長です。 今回の述べましたように、食育推進計画というのが本町で平成の26年度で、ちょっと本計画よりも2年ほど先にできております関係上、今回の食品ロスについては全くうたっておりません。 で、これにつきまして、町民課としまして研修等を行っているかという問いでございますけど、これについては特別、特段にそういうな事は行っておりません。 かわって、門川町食育推進計画というものに基づいて今、食育について進めておりますけど、これは食育のほうだけではなく、あわせて食品の大切さ、それから材料等つくる方たちへの感謝等もうたっておりますので、その面からは、子供たちに教育していると思います。 その子供たちへの教育を通じまして、家庭からということだけではなく、家庭、学校、地域等にこういった運動が広がるということで、食品ロス削減については、やっているというふうに踏んでおります。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  4番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 4番。 なかなかまだ、その成人というか、大人の方に対しての、集めて教育、お話しするとかいうようなことはやってないようでございますけれども、具体的にですね、長野県の松本市が、ちょっと先進的な取り組みを行っておるところでありますが、例えば、「食べ残しを30%減らそう」という目標を掲げまして、松本市は環境教育で、環境教育の一環として、市内全ての子供たちに対しての食育の一環として、食品ロスの削減のお話をしたところ、非常に保護者のほうも、それに対して反応したというようなこともあります。 で、もう1つすごいなと思ったのが、園児、幼稚園児を対象にした出前授業を役場の職員が、要は出かけて行って幼稚園児にお話しをしたと。で、そんときにやり取り若干見ますと、「みんなのおうちから出るごみ、実は半分くらいごみじゃないのに捨てられちゃっているものがあります。リサイクルできる紙はお菓子の袋、他には何があるかな。それは食べ物なんです」と言ったら幼稚園児が「ええー」と叫び声を上げたと、「もったいないよね」と言ったら、「そうだよねー」ということで、これは松本市の渕東保育園というところで行われた、環境教育の一コマであります。 町役場の職員が、写真やイラストを使いながら、食べ物が無駄に使われているちゅうことを伝えますと、園児たちが目を丸くして驚いたと。でも、幼稚園児でもこのような反応をするわけですね。というのは、先ほど申しましたように、毎日、1人当たりおにぎり1個か2個分捨てとるわけですよね。それはやっぱり例え幼稚園児であっても、「もったいない」ちゅう心を起こしておるわけです。 この日、その市の職員が教えたのは、資源サイクルや食べ物の大切さ、説明や体操を織り交ぜながら約40分間やったところ、「子供たちも今度から残さず食べる」それとか「お母さんにももう冷蔵庫の中に要らんようなの入っちょったら教えて除去する」というようなことを申したそうであります。 このように、ほかの都市では、幼稚園児からそういう食育、食品ロスに取り組んでいるところがありますが、これは例えば、本町においても幼稚園に職員が出かけて行って、こういうお話をたまにでもいいですから行えることが可能かどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  町民課長。 ◎町民課長(川邊一孔君) 町民課長です。 現在、食育推進計画に基づきまして、朝食レストランということで、中学生の新1年生を対象に行っておりますけど、そちらの中で取り組みとしまして、つくった方への感謝、それから食材がこういう形ででき上がっていることで、食材を提供していただいた方への感謝、それから全体、食べ物を残さないで食べましょうということで、新1年生、中学の新1年生を対象に行っておりますので、そういった面では行っていると思います。新1年生対象にですね。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 4番。 小学生、中学生に対してのそういう指導は、指導といいますか教育はしているようでありますけれども、その幼稚園とか保育園児を対象にしても、かなり理解してくれるというような状況を考えますと、なるだけ年齢の低いうちから、これは取り組んだほうがいいんじゃないかと思いますけれども、例えば現状、町役場のうちの門川町の役場の職員が出かけて行ってそういうお話を、年に1回でもいい2回でもいいぐらいできるかどうかを再度お尋ねします。可能かどうか。 ○議長(安田茂明君)  町民課長。 ◎町民課長(川邊一孔君) 町民課長です。 計画の中に、幼児期、それから思春期、それと学童期というふうに分けて、幼児期につきましてもそういった食の大切さ、食の体験あたりを広げていこうということでうたっておりますので、計画の中でまたそういうことは、可能と考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 4番。 それで、もう1つ取り組んでいるのはお聞きになったかもしれませんが、「残さず食べよう30・10運動」と銘打って、毎月30日を「冷蔵庫クリーンアップデー」ということで、冷蔵庫の中を見直そうと、それとクリーンアップデーということで、10日を「もったいないクッキングデー」に設定して、家庭での実践も呼びかけていくということですので、本町においても、例えば町広報なりを利用して、やはりこの食品ロスを削減していく取り組みは行わなければならないんじゃないかと思います。そこらあたりはどのように取り組んでいかれるでしょうか。 一点聞きたいのは、その結局、ある講習会の折に、10人の方に同じ話をしても意識として残している人は30%、3人しかおらんと言う話を、それは大体統計的に見てもそうらしいです。ということは、もう繰り返し繰り返し啓発していかんことには、なかなか町民には行き渡らないだろうと思います。 いい例がですね、いい例かどうか、ちょっと福岡県の大木町という町があるんですけども、そこが今ごみの分別収集を、生ごみを徹底的に家庭から生ごみだけ出してきて、で、後のごみは26種類に分別して回収しているそうです。それは結局、町民が意識的にそのようにしていかんことには無理なパーセントでありますので、我が町でもこの食品ロスを取り組む以上、削減取り組む以上は、やっぱり町民の方々に、本当に大変なんだねちゅうのを知らしめていく必要があると思います。そうすることによって、ごみは減るし、巡り巡って回収量も落ちてくるわけですから、この啓発をぜひやっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  町民課長。 ◎町民課長(川邊一孔君) 町民課長です。 それにつきましては、今度、町のほうでの食育推進計画というのが、30年度で完了しますので、その時点でまた検討してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 4番。 最後になりますが、この食品ロスが本当に300万トン以上をですね、食べれるのに捨てている、という現状は本当にこれは危機感を持って対処しなきゃいけないことだと思います。 これはもう我が町だけではなく、世界、地球上の問題でもあるようであります。中でも、日本の食糧の自給率というのが39%くらいしかないんですね。なのに捨てているのは、もう1年間で、世界にその食料援助している量よりも上回っているというのは、大変な問題だと思いますので、ぜひこれは、真剣に取り組んでいく課題だと思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。じゃ1問目はこれで終わります。 続いて、2番目の質問です。読書通帳の導入についてお伺いします。 近年、活字離れが指摘される中、市民に読書に親しんでもらう取り組みの1つとして、読書通帳を導入する動きが各地で見え始めています。読書通帳は、図書館で借りた本の記録を、利用者自身の手で読書通帳機に通帳を入れ、貸し出し履歴として記帳できるものであり、今まで読んだ本、これから読む本が読書履歴として目に見える形で、手元に残ることで、読書意欲も高まるものであります。 この読書通帳の効果は大きく、文部科学省が事業を委託するICT情報通信技術を活用した読書通帳による「読書大好き日本一」推進事業の実績報告書に、調査対象の中学校で導入したところ、学校図書館への来館者が約3倍にふえたという記載があります。このため、小中学生に無償で通帳を配布している自治体もあり、夏休みになれば、図書館に配置された機器の前に、機械の前ですね、列をつくる子供たちの姿が見られるということであります。 読書通帳の発行には大きな経費が係らないため、本町でも導入し、町民や児童生徒の読書意欲を高めたらどうでしょうか。町長の見解をお伺いします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。図書館における読書通帳導入についての御質問でありますが、読書通帳とは、銀行ATMのような専用末端に通帳を通すと、自分が読んだ本のタイトルや貸出日を記録できる仕組みで、通帳に記帳することを楽しみながら読書意欲を高めようという取り組みで、導入した図書館では効果が見られているようであります。それらは、本格的な機械を使ったシステムから、手書きにより管理するものまであるようです。 まず、本町の学校図書館における読書活動推進の状況ですが、学校では、子供が本に接する機会をつくるため、読書の時間の設定や、保護者やボランティアによる読み聞かせの実施、学級文庫の設置や移動図書館の活用を行っております。また、読ませたい本を紹介する、門川の子供たちに読ませたい図書100冊の選定や、家庭での読書を推進する親子読書の取り組みも行っております。 さらに、読書意欲を高める取り組みとして、読んだ本の記録を行う読書カードの作成や、たくさん本を読んだ児童生徒に対する多読表彰なども行っています。今後ともこれらの取り組みを継続して、子供たちの読書活動の推進を図ってまいりたいと考えております。 次に、町立図書館の利用状況について申し上げます。 利用者数、貸し出し冊数ともに、わずかながら減少傾向にあります。もちろん人口減少やメディアの多様化など複合的な要因が考えられますが、図書館の持つ機能を十分に発揮するためには、不断の努力で、資料及び施設の利用促進を図らなければなりません。 その具体策は、多くの方から気軽に利用していただくため、年間を通じて、季節や行事などの機会を捉えた取り組みで、主なものとしては、①門川の子供たちに読ませたい図書100冊の選定。②子供読書週間、図書館まつりや秋の読書週間のイベント。③子育て応援フェスティバルと連携した絵本コーナーの設置と、お話し会の実施。④終戦記念日を挟んだ時期の特別展示。⑤読書感想文コンクールと連携し、優秀作品対象図書の展示。⑥移動図書館。⑦ブックスタート。⑧町広報「図書館だより」コーナーで、新書の紹介などがあげられます。 これらの取り組みが、中長期的に町民や児童生徒の読書意欲の向上につながるよう、さらに充実させて継続し、定着を図ってまいりますとともに、読書通帳導入事例や他の手法についても調査研究を進めてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  4番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 4番。今、お話を伺いますと、かなり一生懸命と言いますか、取り組みがかなりいろいろ取り組んでおられるようでありますので、まあ、いいなと思ったところが感想でございます。 ただ、この読書通帳のいいところは、ただそこで機械に差し込みさえすれば、銀行、私、ATM使ったことがないんでわからんのですけど、読書通帳を差し込めば、印字されて出てくるということで、ちょうど預金通帳と同じような感じで実際実物の預金通帳とおんなじなんですね。それでありますと、結局、大人、もう20年、30年でも、それは残っていくわけですね。子どものときにこれを呼んだんだね、とかいうのもわかりますし、それをまた、子や孫につないでいくことも可能でありますので、先ほども言いましたように、機械そのものは80万円ぐらいです、大体、調べてみたらですね。それでありますと、子どもたちも結局、読んでいったのがたまっていけば、そういう読書意欲も高まるということで、普及していってるようであります。 これをぜひ、導入していただきたいなと思っておりますが、そこんところはどうでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  社会教育課長。 ◎社会教育課長(和田尚君) 社会教育課長です。全国でも、読書通帳の導入事例が出て、効果が上がっているというのは議員の御説明のとおりだと存じております。 ま、ただし、そのほかにも読書を意欲を高めていく方法として、種々の方法があると存じており、例えば、門川町で行っているブックスタート、それから、その後に始まるであろうセカンドスタートなどというものも、読書の意欲高揚には効果的と言われておりますし。大人も含めて、読書に親しむということが、この導入を御要望されてる趣旨だと考えておりますので、大人の場合ですと、常に本を持ち歩くとか、枕元に本を積むとか、そういった方法が各種の提案でなされておりますので、子ども、あるいは学校のみならず、図書館が発信する情報として、そのような読書意欲の高揚に努められる効能のあるものについて、御提案の件も含めまして、検討させていただけたらと存じます。よろしくお願いします。 ○議長(安田茂明君)  4番、菊地君。 ◆議員(菊地稿治君) 4番。確かに、その読書意欲を高める方法というのは、ほかにもあるのは間違いないことでありますので、そっちはそれで進めていただきたいと思いますけれど、この機械そのものの、1回設置してしまえば、後は、子どもたちがやっぱり、それも楽しみになるんじゃないかと思いますので、ぜひ、取り組んでいただきたいと思います。 以上、私の質問これで終わりたいと思います。 ○議長(安田茂明君)  以上で、4番、菊地稿治君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  ここでしばらく休憩します。再開を2時25分から再開します。午後2時16分休憩                              午後2時24分再開 ○議長(安田茂明君)  休憩前に引き続き会議します。 1番、米良格君の登壇を求めます。 ◆議員(米良格君) 1番、米良。通告に従いまして、質問いたします。 まちづくり推進の状況について。 本年4月に発足しましたまちづくり推進課については、前回の定例会において、今後の方向性などを示していただきましたが、再度、町民へのアピールの状況、効果について伺いたい。 また、地区ごとの活性化に向けて、各自治会、地区の活性化委員会・団体などとの連携についてはどのような現状か伺いたい。 壇上よりの質問はこれで終わります。 ○議長(安田茂明君)  答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。答弁をさせていただきます。まちづくり推進課の今後の方向性などについて、町民へのアピールの状況、効果についての御質問ですが、2番議員の御質問の答弁と重複しますが、まちづくり推進課として、企画・地方創生部門と商工・観光部門につきまして、引き続き事業推進を図りながら、また、総合戦略においては、作業部会への町民の方々に参加をいただき、町内の現状を踏まえ、事業取り組みについて意見交換等を行い、また、有識者参加の推進会議において、事業の評価及び事業についての意見集約を行いながら、関係課及び関係機関との連携を踏まえ、住民参加での事業推進を図っています。 その中で、交付金等を活用したマルシェ開催や、みなとフェスティバルでのサップ、メガサップ体験等などの実施、また、宮崎大学と門川町の魅力を活用した連携事業や、カンムリウミスズメの保護啓発事業を進めております。 さらに、観光PR事業としてのかどっぴー・がわっぴーグッズの充実等や、広域テレビショッピング事業、町広報紙を活用したがんばる企業・事業応援プロジェクト等を行っております。 ふるさと納税事業では、寄附者の利便性を図るため、インターネットでの申し込み、寄附、クレジット決済まで可能となるよう対応いたしました。 また、昨年に引き続き、乗り合いタクシーの実証実験も実証運行も行いますので、多くの方々に参加利用していただくよう、周知を図るとともに、今後も引き続き、関係課及び関係団体と連携を図りながら、事業の推進に努めてまいりたいと考えております。 これらの取り組みに関しては、随時、町のホームページや広報などでお知らせしていく予定ですが、特に事業を行うイベントや体験などは、事業機会を通じて、PRを図っていきたいと考えております。 また、地区ごとの活性化に向けてについてでありますが、事業推進に当たり、各自治会との連携は欠かせないものと考えています。また、事業実施に当たり、各委員会での意見聴取や、事業を実施する団体の組織化など不可欠なものであり、そのことが、地方創生の人づくり、人材育成であるとも認識しております。 また、地区独自で、「門川町がんばる地域応援事業」や「いきいき集落」活動支援事業等の助成事業を活用し、活性化に取り組んでいる地区もありますので、事業実施等に際しましては、地区との連携にも努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 1番、米良。このまちづくり推進課は、本年4月ということで発足しまして、まあ、もちろん昨年度より門川町の「まち・ひと・しごと創生」に関してのビジョン、本年2月に作成されておりますが、それに向けて、私も担当課に行って、具体的な施策とか現状を少しは聞いておりますが、今の町長の答弁にありますように本年4月より、いよいよ具体的に動いております。私が、きょう質問したいのは、その中で、ちょっと気になって、私自体が回った団体においての意見を少し申し上げたいと思います。また、その担当課長にも答弁いただきたいと思います。 まず、いろんなプロジェクト、もう今現在動き、またこれから先ただ単年度ではやっていかない、通年度で考えている、31年度をめどに具体的にビジョンも発表されておりますが、門川町商工会との連携等は、今現在はどうなっておりますでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) まちづくり推進課長です。商工会との連携についてということなんですけども、商工会との連携につきましては、当然、町内の商工関係をまとめるという位置づけで商工会あると思いますけど、まちづくり推進課の前にも、当然、商工会に対して、補助金等の運営補助、活動補助を踏まえて、商工会としての活動をしていただいておりますので、それを引き続き、まちづくり推進課となりました4月以降につきましても、同様の対応をしているとともに、本年度も元気振興券の発売等も行いまして、活性化の方のお役立てにということで連携を取ってやったということで、継続的な連携を図りながら事業推進しております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 本年ですね、門川町商工会の方は、会長が変わったとお聞きしておりますが、確かに昨年以前から、連携して、先日発売になりましたプレミアム振興券等も活性化にいかされていくものと思われます。 それでは、次にお伺いしたいのは、SAP、町内のSAP等との情報の交換等はされてますでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  農林水産課長。 ◎農林水産課長(安田正光君) 農業青年のSAPのことだそうで、まず、地方創生の総合戦略を策定するにあたって、SAPの代表者の方も入って、いろいろ作業部会等に入って、やってますので、それなりの連携はやってるものと思ってます。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 当然、先ほども申し上げましたように本年単年度で終わるわけではないので、その連携を強めていただきたいと思います。 本日の2番議員の質問でもありましたが、少しダブルところありますが、少し省いて、今度は組合関係、漁協関係は庵川漁協と、先ほどの町長の答弁にありましたサップ、スタンドアップパドルですかね、も先日、みなとフェスティバルで盛大にやられたということでお聞きしておりますが、農業関係の団体、作業部会は昨年1年間、昨年10月ぐらいからだったと思いますが、されてますが、今後の農業団体との連携ってのは何か具体的にありますでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) まちづくり推進課長です。先ほどのSAPの質問にもちょっと答えたいんですけども、ちょっと推進会議のメンバーの中に、SAP関連で1名入っていただいて、SAP会議の有識者ということではいっていただいておりますので、その策定の段階にも意見をいただいてるものと考えております。 それと、作業部会につきましては、職種にこだわらず、広く町民の方々に、多くの方に参加していただいて、意見をいただきながら、この事業推進に対する応援団としても協力していただきたいということで考えておりますので、幅広く、現在、作業部会、2回ほどやっておりますが、随時、受付をしながら、幅広い意見の集約に努めていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) ちょっと、私のほうで気になってるのが、例えば、作業部会で意見を吸い上げるということであります。また、先ほどの町長の答弁にありました自治会とかとの連携、森林組合等々はどうなってますでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) まちづくり推進課長です。森林組合の中の方が、推進会議の方に入ってるということはないんですが、先ほど、答弁の中にあったんですけど、本年度、日向東臼杵広域のほうで、林業関係の事業に取り組むということで、総体的な総合戦略の中の一つとして、本年度、林業関係の事業に取り組むわけですので、その森林組合との関係云々よりも、参加者の意見等も、結局反映できるものはしていくわけですので、総体的なまちづくりということでとらえていただければと思います。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 個別に私が出してるところの意見について、私が趣旨としてるのは、その意見を吸い上げるのが、作業部会に入ってないと弱いんじゃないかなという危惧がありまして、ちょっと聞いてるんですが。 もう一つ、組合として、水産加工組合がありますよね。この辺等は、例えば、何か接触したことはありますか。
    ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。1昨年地方創生がうたわれて以来、たくさんの会議が発足をしました。多種多様のメンバーで、それぞれの会議は、そのメンバーによって構成をされています。あらゆる団体から代表者もおり、普通の一般会員もおり、されています。 やはりこう、まちづくりというのは、昔のあるチームのように、4番ばっかり集めてもまちづくりはそのチームは発揮できませんし、やはり地域づくりもそういうところがありまして、主役ばかりが集まっても何の発展もありません。ですから、そういうことを踏まえたうえで、それ以外にいろんな方たちの力を借るべきだと思って、いろんな多種多様の人選をいたしております。だから、私は、いつも言いますように町民一人一人が主役のまちづくりになっていかなければ、まちづくりはできていかない。そういう観点で、人選をし、お願いをしているところであります。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 私が挙げたのは、代表的な組合と、また団体なんですが、先ほどちょっと言いましたように、作業部会以外で、そういう方たちの意見を吸い上げるということなんですが、これが、本年、例えばその団体の何か会議があるときに、例えば、町の執行側から直接行くとか、待つ形ではなくて、その会議の内容、単独のその団体の意見を吸い上げる場というのは今後はどうなんでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  まちづくり推進課長。 ◎まちづくり推進課長(岩田一男君) まちづくり推進課長です。 ちょっとその前に、本年度の作業部会の構成なんですけど、商工関係の方、それとSAP会議の方も入っておりますし、大工さん、林業、農業、観光関係、それと商工関係の方等が、自主的に応募していただいて、入っているということで考えております。 それと、今後でございますが、現在、先ほど、作業部会の話をしましたけどれも、現在2回開催しておりますし、今後、作業部会を継続的に開催しながら、推進会議、それと本部会議と開きながら、事業に対しての御意見をいただいていくという工程になろうと思いますので、現段階において、そのこちらの方からということはちょっと考えておりませんが、先ほども言ったように、広く意見を集約することも当然、重要でありますので、また、議員さんのほうから、作業部会の話もしていただいて、それぞれの状況で対応できるようなことになっていけばいいのかなと思っております。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 各団体については、意見を吸い上げていくと理解していいですね。 それと、門川町内には、例えば、西門川の地域活性化協議会、こういう等もありますが、私が訪ねて話してる段階においては、例えば実際作業部会に入ってるという方もいます。ただ、どうしてこうやって具体的に一個一個挙げたかというと、確かに、町の執行部、元産業振興課、今、農林水産課ですけども、ある程度は、作業部会で、当然、役場の職員さんも分かれて入ってますが、作業部会に参加しないと、少し意見が洩れてしまう、その可能性がないかなと思って、私が、具体的に挙げたんですが、提案します、一つですね、まちづくり推進課の職員のメンバーにもよりますけども、作業部会以外でも、例えばこういう、私が列挙した団体、当然確認されてると思います。それと、町長が言われた、今までにそういう会議をやったと、そういうところに自ら町の職員の方が、まず、情報を収集すると、なぜ、それを言うかというとですね、実は、ホームページをもちろん見ます。それと、観光協会のフェイスブックも見ます。例えば、みなとフェスティバルがあるんだと、しかし、チラシと同時発信が、どうも門川町の場合、部外者から見て、発信が弱いんじゃないかなと、そういうところがあります。それを含めて、まちづくり推進課の課長以下、職員さんの情報収集ということに努めていただきたいと思います。 これで一つ目の質問を終わります。 二つ目ですね。マダニの感染症について。2013年より、西日本を中心にマダニにかまれ、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)で死亡するケースが発生。宮崎県内でもすでに発症31例が確認され、死亡者もいます。 西門川地区の方の話によると、本年梅雨明け頃から、地区内の山林、原野などを中心に例年になくマダニを多く見るとのこと。また、街中、集落内の草刈りのときなどでもマダニにかまれ病院に行った方もいるとのこと。今後、秋口にかかりますが、マダニの活動は活発であることから、執行部としての対策についてお伺いします。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。答弁をいたしますが、重症熱性血小板減少症候群、議員のおっしゃるように頭文字を取り、SFTSと言うようでありますが、これについては、2011年に中国で初めて、原因ウイルスが特定されたマダニを媒介とする感染症であります。日本では、2012年に発症が確認されています。特異的な治療方法や、有効なウイルス薬がなく、対症療法が主体とされています。予防方法としては、野外の草むらや、森林に入るときには、ダニにかまれないように長袖、長ズボン、手袋を着用し、露出する肌がないようにすることです。もし、かまれたら、無理に引き抜かず、医療機関で処置してもらうこと。さらにマダニにかまれた後に発熱などの症状が出た場合には、即、受診することになっています。 マダニは、森林や草むらに生息しており、流行の時期というのが、ダニが活動を活発に始める春から秋にかけてだそうであります。県・保健所から感染症サーベイランス情報でも、ことし県内4例目の報告があっており、流行時に入る春先には、注意喚起情報が入ってきます。山菜取りに野山に出かける時期に、町広報誌や班回覧でマダニに関する情報提供を行っています。地区の草刈りでも、一般住民の方がマダニにかまれる場合があるため、毎年、町広報誌や地区回覧での情報提供を続けていくようにしていきます。また、ホームページにも掲載し、年間を通して、町民への周知ができるよう努めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 今、町長の答弁にありまして、確かに本年の春ですかね、回覧等で私たちも注意喚起についての報道ていうか、連絡は受けたところであります。 今回取り上げたのは、実は、知人等ももちろんかまれたりしてるんですが、この発症自体は、ウイルスがいないともちろん重症化しないと、死亡者もいるんですが、この辺についてのデータ的なことは、今の町長のほうでは大体全体的な数字は言われましたけども、門川町内とか、日向含めて、何かつかまれてるとこあります。ウイルスで重症化したとかですね。そういうのは町の方には入ってきてませんか。 ○議長(安田茂明君)  町民課長。 ◎町民課長(川邊一孔君) 町民課長です。個別的に、県とか門川町という統計では、ちょっとわかっておりませんけど、全体の統計としましては、ホームページのほうで、厚生労働省、国立感染研究所等で統計が載っとりまして、現在、県内では感染者がこの時点で31件ですけども、もう既に33件まで達しているそうです。そういった統計でしかわかりません。個別件とか、町内での統計はわかりません。 今回、こういうことをマダニ感染症ということで、取り上げていただきまして、本当にありがとうございます。これにつきましては、町長の答弁からもありましたように、特異的な治療方法とか、有効なウイルス薬、それとかワクチン等が全くありませんで、未知の病気となっております。予防方法にしましても、この予防方法を施して、この薬をして入ったら、もう絶対マダニにかまれないよというようなところも、全くまだ開発しておりませんので、今のところ、町として取り得る手段としましては、県のほうも同じですが、厚生労働省、国立感染研究所等からきましたものに基づきまして広報すること。事前になるたけ広報でもわからせること。それと、入る場合に予防法としましてはどうしても、マダニにかまれないようにすることということで、皮膚を見せないようにきっちりした服装で草刈り等はやることということにしておりますので、今回、こういった場を借りまして、質問していただいて、ありがとうございます。 以上でございます。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 確かに、私のほうでもホームページ確認しております。 まず、このウイルスをもったマダニにかまれて、全国、本年の7月27日現在ですが、報告数としては、全国ですね、203名。死亡者48名、ここが今、確かに課長言われたとおりですね、予防方法がないと。ただ、内訳を見ていくと、死亡された方については、平均年齢、中央値としては80.5歳、つまり高齢者ですね。一番多いのが、80歳代になりますけども、ただ、気を付けないといけないのは50歳代、50歳代で2名、それも宮崎県で起こってるんですが、実は、私の知り合いで、確かに病院のほうでは、もうその治療法がないと、手遅れだったということだったんですが、これを見まして、県のほうでも私、聞きました。そしたら、県の感染症対策室のほうでは、先ほど言いました、私は31名と通告書に書いてましたが、やっぱり8月1日現在ですね、33名の方が発症したと、死亡者は県内8名です。これに50歳代の方も入ってると。確かに、日向保健所管内では0名です。ただ、気を付けてほしいのは、宮崎保健所管内が13名、日南保健所管内が6名、都城管内が2名、高鍋保健所管内が1名、ここですね、ただ延岡保健所管内が11名なんですね。その内訳について、よく言う医療機関からの届け出なんですが、日向についてはいないと、ただし、そのウイルスを持ってないマダニにかまれた件数は多いということでお聞きしております。 つまり、門川町内でも、課長言われたとおりです。いつ発症して、その対応が遅れると、実は全国でも20歳代までの方で、2人なくなってるんですね。だから、門川町でも油断すると、周知徹底して予防はないんだけど、早く病院に行くということで、私のほうとしては理解しておりますので、ぜひ、チラシですね、町長言われましたように周知徹底、それと、先ほどの一番の質問でありましたが、ホームページ等ででも、門川町のホームページでもぜひ流して欲しいと思います。クリックしていかないとなかなか出てこないので、もう前面に、その時期になると出すとかですね、結構空間があるホームページですので、ぜひ周知徹底をしていただきたいと。 まだこれに関してですね、もう1点。先ほども上げましたように、全国的には、20歳代までで発症してる人がいるんですが、これは、教育総務課のほうに、学校のほうでは、こういう情報を流したことはありますでしょうか、マダニがいるよということですね。 ○議長(安田茂明君)  教育総務課長。 ◎教育総務課長(小野俊洋君) 教育総務課長です。学校では流しておりません。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 1番、米良です。ぜひ、今後ですね、まだ秋口にも活動していると、だいたい気温が13度以下にならないと、活動停止といかないと、ただ、確かにウイルスを持っているかどうかっていうのは、県の環境保健のほうでも、わざわざそのダニを捕まえて、ウイルスの検査をするわけじゃない、ただ病院で発症した人の血液の検査をして、ウイルスがいるんだと、そして、早めであれば対処、薬はないんですけども、発熱等で終わってしまうということなので、ぜひ、子どもにも、草むらとかにいるみたいで、気を付けてくれるように町報等以外でも流して欲しいと思います。 次に3番の質問に行きます。産業団地についてであります。本年度、待望のスマートインターチェンジが開設されますが、昨年示された本町都市計画マスタープランのうち、産業拠点の形成(産業団地の整備)について、何か進捗があれば伺いたい。 ○議長(安田茂明君)  町長。 ◎町長(安田修君) 町長。都市計画マスタープランにおける産業拠点の形成についてのお尋ねですが、都市計画マスタープランでは、産業団地の要件としてインターチェンジへのアクセス性や防災面を考慮し、門川インターから1キロメートル圏内で、現在整備中の門川南スマートインターから500メートルの範囲を適地として選定をし、その中でも、県道土々呂日向線の西側で東九州自動車道との間に位置する約14ヘクタールを第1候補地として選定をしております。 今年度においては、この第1候補地を産業団地として整備する場合の調査、測量等の作業項目や開発に当たって、どのような許認可が必要かなどについて検討をいたしております。具体的には、基本計画や現況測量、さらには、基本設計から実施設計まで各作業にどのくらいの期間や経費が必要か、また、その過程で都市計画や農地及び森林などに関する開発許可を必要としますが、これに要する期間も含めて、概略ですが、全体的な整備スケジュールを検討しているところです。当面は、この検討結果を踏まえて諸問題に取り組んでまいりますが、今後の調査設計等の作業には相当の予算が伴い、団地整備にも多額の経費を必要としますので、事業の実施につきましては、今後の社会経済情勢や企業立地の動向を見ながら、慎重に判断をしてまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 昨年、平成27年の3月に、マスタープラン、今後10年を見据えて作られております。今の町長の答弁のように私が今回、注視しておりますのは、約14ヘクタールということで、スマートインターチェンジの近くなんですが、一歩一歩行く問題なのか、それともいっぺんにやる問題なのかということで、本年については、先ほどの答弁で、現況測量とか時間的なこととか、そういうことを検討していると、に入ったということで理解しました。ただですね、大筋でありますが、この14ヘクタールを現段階で、もし開発したときの概算の金額というのははじいておりますでしょうか。大体どれぐらいかかるものでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  建設課長。 ◎建設課長(久米佳郎君) 建設課長です。この14ヘクタールについての整備費ということでございますが、その前に、先ほど申し上げました工事に入る前のもろもろの作業項目がございます。測量調査、当然設計、実施設計とともに、そこについては、費用で申しますとその分で約9,000万円程かかるというような見込みになっております。ちなみに期間は、3カ年ほど、つまり工事に着手するにはその間3カ年かけてそういったもろもろの調査をしなくちゃいけない。当然、そこには農地に係る、農地の転用とかですね、農振区域もございます。森林については、林地開発というのもございますし、市街化調整区域の開発の行為というふうなもろもろの許認可も出てまいります。そういったものをすべてクリアした後に、工事に着手できるということでございます。その、では工事費が幾らかということにつきましては、まだ、調査、測量等やってない段階では、非常に算定はできないんですけれども、当然、あの一帯が山間部でございますから、平地を埋めるような形よりか相当費用がかかるであろうということも考えながら、県内のほかの工業団地辺りで、を参考程度にちょっと見てみますと、およそ造成の費用が、最終的に売買単価に跳ね返るというふうなこともありますから、そういう観点で考えますと、県内では高いところでは平米2万円ぐらいの売り渡し価格になっておりますので、それは有効面積ということでございますから、この14ヘクタールの中で、有効面積がおよそ10ヘクタールぐらい取れるということで考えますと、平米2万円のときに20億円というふうなざっくりとした想定と言いますか、参考値ですけど、そういうことにはなろうかと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 確かに、概算だけでも20億円かかると、それを私のほうとしては、この、きょうの質問でもですね、とにかく何か進捗があればということで、少しは測量、また準備に入ったということであります。もちろん、都市計画マスタープランにも入ってますので、長期計画に入りいますが、私が思うに、町民の方には、このマスタープランの概要版、見る機会は多いわけですね、ちょうどパース図というか、そういうのがインターチェンジの近くになってます。だから、これを見まして、先ほど、ちょうど別議員のときに言われましたけども、民間の開発の兆しもあるということでしたが、県道沿い、それと今度のスマートインターのちょうどその起点部分に当たるところである、やっぱり町民も非常に興味を持ってるわけです。私が、今聞いて確認した段階では、確かに20億円、今かけて、例えば10年以内にとかそういうことははっきり言って、効果を見たときに、例の県道昇格の中村加草線ですかね、あれも含めて開発をじっくりやっていかないといけないと思ってます。 ただ、提案なんですが、一つですね、まず、じゃあ、20億円もかけていっぺんにやらずに、今回、スマートインターチェンジからおりてくる道路がありますね、あのあたりを、例えば少し、先ほどもありました山間部に入る、後、平地もありますよね、そこら辺を埋め立てて、既存の部分を作っていく。そういう都市計画の全体計画をいっぺんにやろうとするんじゃなくて、そこ辺の先ほどの民間、県道沿いの民間もやってるように、ただ、町でやるんであれば、その位置づけをはっきりしてもらって、例えば、5ヘクタールぐらい先に埋めるとか、そしてそこで何をするかというときに、よく上げられてるように、メディカル構想の企業等に声をかけとくとかですね、だからいっぺんに作って、じゃあ、いっぺんに呼んでくるという手法ではなくて、少しずつ開発していくという考えもあるんではないかと思っております。それと、付帯して、道の駅等も考えていくといいのではないかと思っておりますが、これは提案です。 あと、もちろんこの開発地域なんですが、道の駅、例えば、薬品会社、例えば企業を絞って、これはまあ、まちづくり推進課もかかわると思いますが、町内に企業を引っ張ってくると、そういうときに大っぴらに門川町に来てくれませんかじゃなくて、ある程度、企業を絞って、自分たちでこういう企業だったら来るんじゃないかとか、また、情報集めだけでもいいです。そういうのを今の時点でやっておけば、私が言うように5ヘクタール、10ヘクタール開発していって、最終的には12ヘクタールというときに、ああ、薬品会社ができたんだなと、例えば、食品製造工場ができたんだな、IT工場ができたんだなというふうに行くんではないかと思います。作って売り出すんじゃなくて、こちらからある程度企業を絞って、どういう企業だったら、どれぐらいの規模で来るかというところを考えていただくといいかなと思っております。 それと、また、その最後の質問になりますが、現在、スマートインターチェンジの開通時期については、執行部のほうは、はっきりとつかまれていますでしょうか。 ○議長(安田茂明君)  建設課長。 ◎建設課長(久米佳郎君) 建設課長です。いくつかご質問いただきましたが、道の駅等は、ちょっと私のほうからはあれですけれども、部分的にでもというふうなお話につきましては、もちろんこの14ヘクタールを一度にと、全体計画を立てて、それを一度にやるというふうなことも事業費的にもなかなか困難であるということは、もうわかっております。その一部なりでもということでありますが、一部にやるについてもですね、やはりその全体的な工業団地の中のどの部分をとりあえずやりますよというふうな考え方になるでしょうから、全体的な構想はやはりある程度立てないと、おそらくいろんな関係機関への許認可についても、その全体から問われて、そのうちのこの部分を当面やりますというふうな話になるでしょうから、そこのやり方としては、全体をまず、捉えた上で、第1期とか第2期とかいうふうなやり方はあろうかと思います。それから、後、そのいろんな情報収集して、ある薬品の企業でも、メディカルバレー関係でもというふうなことですが、確かにこれまでの企業誘致辺りもやってきた竹名の工業団地とかも含めて、ある程度そういった情報をいただいてから、その企業にあわせたような形で造成してきたような経緯もございますから、当然、そういった手法ございますし、そういう情報が来ますれば、非常にその団地の造成も、町も前向きに必要面積、いくらいくらという具体的なこともわかりますし、対応できるというふうなことで考えてますので、情報収集は、当然必要であろうと思っております。 それから、最後に、スマートインターチェンジの開通時期についての御質問がございましたけれども、山之口スマートインターチェンジが今月末とか20日とかでしたかね、開通が発表されましたけれども、その発表がなされたのが8月の10日でありました。通常我々も2カ月前にならないと開通日はわからないよというふうなことで、一般常識として、こういった事例からお伺いしておりますので、そういいますと、3月の末ということで、今動いてますから、年明けてから、1月ぐらいになろうかというふうなもくろみはいたしておりますが、この開通日は、なかなか町の意向ということよりもネクスコであったり、国土交通省であったりというふうな部分が最終的に判断いたしますので、我々は、緊密に連絡取りながら、その報告を待つということになろうかと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君)  1番、米良君。 ◆議員(米良格君) 米良です。私の質問で、大体聞き取りたいことは終わりましたので、これで本日の一般質問を終わります。 ○議長(安田茂明君)  以上で、1番、米良格君の質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(安田茂明君)  本日の日程は、全て終了しました。 本日はこれで散会します。 ◎議会事務局長(橋口聡君) 御起立願います。一同、礼。午後3時11分散会──────────────────────────────  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。      平成28年9月7日                 議  長 安田 茂明                 署名議員 水永 正継                 署名議員 小林 芳彦...